ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 街頭スマホに潜むリスク 〜これからがピークのひったくり〜
先日、大阪市内でひったくりが連続して起こりました。自転車に乗った犯人が、スマートフォン(スマホ)を操作している女性を狙って犯行におよびました。路上でスマホを操作するシーンは、街なかでよく見られます。その様子を、犯人も見ていたのでしょう。自転車で近づいて、一瞬のすきを突けば、ひったくれると思ったのかもしれません。
ひったくりは7〜9月に多い
警察庁が毎月発表している犯罪統計から、ひったくりの件数を見てみましょう。先月5月から5年分をさかのぼって、それぞれの月ごとの平均を示したものが右の図です。最も多いのは8月です。次いで9月、7月と続きます。
つまり、これからの季節はひったくりが多くなるので、外出するときは注意してください。夏休みに入り、家族で行楽地に出かけることが増えると思います。それを犯人は狙っているのかもしれません。
スマホの遠隔ロックの方法を知っていますか?
スマホは一台当たりの単価も高く、ひったくりに遭うと、金銭的ダメージも大きくなります。それ以上に、大切な個人情報を失うことになります。また、その情報を悪用しようとする犯人もいるかもしれません。さらに、その端末がサイバー犯罪の踏み台にされないとも限りません。
万が一、ひったくりに遭った場合には、悪用される前に端末の全機能を停止させるセキュリティ対策を活用するようにしてください。そのような場合に備えて、遠隔ロックのやりかた、端末の全情報の消去のやりかたなどを一度試しておきましょう。
被害に遭わないために目の前の事にも注意を
ひったくりをする犯人が悪いことには変わりませんが、被害に遭わないようにみなさんも注意してください。スマホの画面に集中すればするほど、周りの事は見えなくなっていきます。中には、雨の日に傘を差して、ヘッドホンで音楽などを聞きながら、スマホを操作するという、曲芸のような状態の人を見ることもあります。おそらく、周りの事は全く見えていないし、気が付いていないと思います。
メールやLINEなどで、ネットを介して友人とつながっているのかもしれませんが、目の前の状況についても目を配っていただきたいと思います。
【関連情報 pick up!】
・イヤホンで音楽を聞きながらの歩行は危険
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
1日当たりのひったくり発生件数
(警察庁のデータをもとに、過去5年間
の月別発生件数から算出)
子どもの安全ブログ | おとなの安心倶楽部 |
女性のためのあんしんライフnavi |