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犯罪の件数を発生率で見てみると

 先月、このコラムで2013年の住宅侵入盗の割合について書かせていただきました。この時に発表になった犯罪統計資料には、ほかの犯罪の都道府県別の認知件数も掲載されています。これらの犯罪ごとに、発生率を見てみましょう。住宅侵入盗では世帯数を用いて割合を算出しましたが、今回は単位人口当たりの犯罪発生件数で見てみます。殺人などの凶悪犯罪や、暴行などの粗暴犯も載っていますが、より身近な窃盗犯を中心に見てみましょう。

自動車盗の発生率
 まず、自動車盗についてみてみます。2013年の自動車盗の認知件数は2万1595件で、2012年に比べて525件増加しています。犯罪の減少が続く中で、増加した数少ない犯罪です。
 件数としてのランキングを見ると、1位から順に、千葉県、愛知県、大阪府、茨城県、神奈川県となります。これを、単位人口当たりの件数に並べなおすと、茨城県、千葉県、愛知県、栃木県、三重県の順になります。中でも、茨城県の発生率は高く、全国平均に比べて4.8倍となっています。

ひったくりとすりの発生率
 次に、ひったくりとすりについてみてみます。2013年のひったくりの認知件数は7916件で、前年比2167件の減少となっています。すりの認知件数は5517件で、前年比63件の増加となっています。
 ひったくりの件数ランキングは、大阪府、神奈川県、埼玉県、東京都、千葉県の順。すりの件数ランキングは、東京都、大阪府、千葉県、神奈川県、愛知県の順となっています。これを発生率で見ると、ひったくりの発生率は、大阪府、千葉県、京都府、埼玉県、神奈川県の順となります。すりの発生率では、東京都、大阪府、和歌山県、千葉県、愛知県の順となります。これらの中で、特に高い発生率となっているのは、東京都のすりです。全国平均に比べて4.8倍と高くなっています。

認知件数が少なくても発生率が高いところも
 それ以外の犯罪の発生率ランキング1位を見ると、放火は愛媛県、暴行は山形県、オートバイ盗は山梨県、などと、地方で高い発生率となっているものもあります。「自分は、犯罪が多くないところに住んでいるから大丈夫」というような安心感を持たないでいただきたいと思います。
 今回は県単位の数字で見ましたが、市町村単位で見ると、もっと細かい地域性が見えてくるはずです。お住いの地域で注意したほうがよい犯罪というものがあるはずです。最寄りの警察署が発表する情報にも注意してみてください。

【関連情報 pick up!
データから読む「2013年の住宅侵入盗の割合は960世帯に1件」

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

 

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