ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 12月は泥棒が多いというのは本当?
今年のカレンダーも、最後の1枚となりました。年が押し迫ると、何かとあわただしくなってきます。今週月曜日の本コラムでもありましたが、年末は泥棒が暗躍する季節とされています。師も走るように、泥棒も走るのでしょうか。近年の傾向をデータから見てみましょう。
月別で住宅侵入盗が多いのは10月
以前の水曜コラム「10月は泥棒の多い季節」で書きましたが、1年のうちで最も泥棒が多いのは10月です。ここでいう泥棒は、住宅を狙う住宅侵入盗としています。いわゆる、空き巣、忍び込み、居空きの3つを足したものです。この時の計算は、月単位で行いました。その結果、多い順に10月、3月、5月、11月、1月でした。今回は、それぞれの月の一日当たりの泥棒の件数で見てみましょう。日数の少ない2月と31日まである月の不公平を取り除いてみました。
12月の住宅侵入盗は7月に次いで少ない
2004年から2012年までの月別犯罪統計を用いて計算してみると、右の図のようになりました。最も多かったのは11月の291件、次いで10月の286件、3月の284件という順番でした。年末年始は何番目となったのでしょうか。12月は11番目の270件、1月は6番目の279件でした。予想していた以上に12月の泥棒が少ないことに驚きます。
10月が多いのは、別の側面からも見て取れます。「空き巣」というキーワードが新聞に掲載される回数を調べてみました。全国の主要地方紙11紙を先の9年分調査したところ、1月を100としたときに10月は131とダントツとなっています。2番目に多かったのが1月、3番目が4月の87という結果でした。
留守中の不安を減らすために
一般的には年末年始は防犯に注意するようにいわれています。確かに、帰省などで自宅を留守にする機会は増えます。他の時期に比べて留守にする日数が長いのかもしれません。そのため、ご自身の目で確認ができない時間が長くなればなるほど、不安感は大きくなりそうです。少しでも不安を減らすためにも、出かける前の施錠はしっかりと行っていただきたいと思います。
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リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
月別の1日当たり住宅侵入盗
(2004〜2012年の警察庁統計から作成)
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