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2007年 日本初のPFI刑務所
「美祢社会復帰促進センター」の運営を開始
2007年4月、セコムを代表企業とする12社が落札したPFI刑務所「美祢社会復帰促進センター」(山口県美祢市)が開所しました。
PFIとは、民間の資金や経営力・技術力を活用することによって公共施設の建設や維持管理・運営を効率的に行う事業の実施手法のことで、同センターはこの手法を採用したわが国初の刑務所だったため、大きな話題を呼びました。
センターでは、28万ヘーホーメートルの広大な敷地に建設された施設に初犯の男女受刑者1000名(その後、女性棟を増築し、300名収容増)を収容し、安全管理や総務支援、刑務作業支援などの業務を12社が行っています。
セコムはその中の安全管理を担当。たとえば、大規模施設向け総合安全管理システム「トータックスZETA」で施設のセキュリティを一元管理しています。
また、200台以上の監視カメラほか、手のひら静脈認証システムや非接触式ICカードを利用した出入管理システムを導入し、ICタグで受刑者の位置を把握したり、位置情報提供システム「ココセコム」で護送車などの位置情報を把握しています。
このほか、鉄格子に代わる防犯ガラス、塀に代わるセンサー内蔵のフェンスを設置するなど、高品質で効率のよいセキュリティシステムを導入。その結果、既存の刑務所に比べて人員とコストの削減に成功しています。
センターではこうした官民協働による運営の効率化だけでなく、民間委託による受刑者の矯正教育や職業訓練を充実させることで、「出所者の再犯ゼロ」をめざしています。セコムが国と協働で18年間にわたって運営することになる刑務所運営事業に取り組むことにしたのは、「人材の再生」「再犯防止」によって「犯罪の少ない社会」に貢献できるからです。
現在は、栃木県さくら市のPFI刑務所「喜連川社会復帰促進センター」と、栃木県大田原市にある既設の「黒羽刑務所」でも同様の運営を行っています。
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セコム株式会社
コーポレート広報部
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