ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 今後も住宅侵入盗の減少は続くのか?
住宅侵入盗には、3つの種類があります。「空き巣」「忍び込み」「居空き」です。これらのうち、住人が留守の時に侵入する空き巣が、住宅侵入盗のおよそ7割を占め、残りが住人の在宅中に侵入してくる、忍び込みと居空きです。10年程前は、空き巣が約8割となっていましたが、最近では、在宅時の侵入盗の割合が増えてきています。
伸び悩む減少率
先日のコラムで、犯罪件数が10年連続して減少していることを書かせていただきましたが、空き巣、忍び込み、居空きについても例に漏れず減少傾向となっています。しかし、その減少率は鈍ってきています。右の図は、空き巣、忍び込み、居空きの前年比の増減率を示したものです。2005年には、前年比15〜20%の減少となっていました。ところが、3つのグラフとも、変動はあるものの全体として右肩上がりとなっています。
住宅侵入盗の増減率は変動的
右図で示した範囲では、ほとんどがマイナス側にあります。マイナス側にあるということは、前年比で減少していることを示しています。過去には、増加している時もありました。つまり、図で言うと、プラス側だったのです。例えば、1998年頃から2002年頃はプラス側に、1995年頃から1997年頃はマイナス側に、1993年頃はプラス側といった具合です。近年の状況を見ると、居空きなど、近いうちにプラス側に行くおそれもあります。
在宅中の施錠をお忘れなく
先に、忍び込みや居空きと言った在宅中の割合が増えていることを示しました。図を見ると、空き巣のグラフよりも、忍び込みや居空きのグラフの方が、プラス側に近い感じもします。忍び込みや居空きに侵入されることのないように、在宅時であっても施錠を心掛けることが大切です。
(参考)
・在宅時も安心なセコム・ホームセキュリティ
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
空き巣、忍び込み、居空きの
対前年増減率の推移
(警察庁のデータを元に作成)
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