ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 2012年の住宅侵入盗の割合は、889世帯に1件
先週、警察庁より2012年の犯罪統計が発表されました。今回は、その犯罪統計のうち、住宅を対象とした侵入盗について見てみましょう。
ワースト1位は6年連続で愛知県
2012年に住宅を狙った侵入盗(以下、住宅侵入盗)は、6万938件で前年に比べて5934件の減少となりました。
都道府県別で見ると、最も住宅侵入盗の件数が多いのは、6年連続で愛知県でした。次いで、千葉県、東京都、埼玉県、福岡県、大阪府の順となっています。
住宅侵入盗の割合で見ると?
住宅侵入盗の件数を世帯数の割合でみると、全国平均では889世帯に1件です。これを2012年3月末時点の世帯数(総務省のデータ)を用いて都道府県別に表したものが右の図です。赤くなっている地域ほど泥棒に狙われたことを示しています。第1位は、住宅侵入盗の件数が最も多かった愛知県で、410世帯に1件でした。第2位は茨城県の430世帯に1件で、次いで千葉県、岐阜県、福岡県と続きます。
10年前と比べて狙われる割合は大きく改善
2012年の割合は889世帯に1件でしたが、10年前の2002年は260世帯に1件でした。この数字だけを見ると、治安が3倍くらい改善したと言えます。このような改善が全国で最も顕著であったのが沖縄県で、10年前との差はおよそ6.5倍の改善となりました。その次が、神奈川県と東京都の5.9倍の改善で、そのほか、すべての都道府県で改善が見られました。これは、各県警の活動はもちろん、皆さんをはじめ、地域住民の防犯活動が功を奏したものです。今年も、治安がより良い方向に変わるように、防犯意識を高く持ち続けていきましょう。
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
都道府県別の住宅侵入盗の割合(2012)
(警察庁と総務省のデータから算出)
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