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1974年 防災業界トップの能美防災(株)と業務提携
セコムは、1974 年、能美防災工業(株)(現・能美防災(株))と業務提携し、両社の技術・商品を補完し合うことで、より優れた社会システムを開発していくことにしました。
当時、セコムの社内では能美防災のことを"ワン・ファミリー"と呼んでいました。それほど同社と防災システムに敬意と親近感を持っていたのです。
そのため、セコムはその後も能美防災との関係を深めていき、2006 年に同社が行った第三者割当増資を引き受け、同社の発行済み株式総数の50.3%を所有して、連結子会社になりました。
セコムグループの一員になったのは、世界のどこにもない「社会ステム産業」の構築を標榜するセコムグループにとって、防災事業は不可欠の事業分野だったからです。
ところで、大正5 年創業の能美防災は初めは能美商会という貿易会社でしたが、関東大震災のとき火災によって多くの人命が失われたことに衝撃を受けた創業者の能美輝一が、消防の研究に取り組むようになります。そして、イギリス人によって開発された自動火災報知機の特許を譲り受けてから、防災事業に乗り出したという歴史を持っています。
その能美防災が躍進したのは戦後で、火災報知設備や消火システムなど最先端の防災システムを次々と開発・普及していき、「防災は能美」というステータスを確立します。
能美防災は研究開発から企画、製造、設計、施工、メンテナンスまで一貫体制で防災システムを提供。提供先は、オフィスビルからプラント、トンネル、文化財、船舶、住宅までと広い範囲に及び、社会の安全化に貢献しています。また、火災の予兆を監視して損害を最小限に抑える火災予兆検知システム、スプリンクラーの技術を応用して周辺の気温を低くする「ドライミスト」など、独創的なシステムの開発でも知られています。
こうした実績と知名度から、日本企業が海外でプロジェクトを手掛ける際に能美防災のシステムを指名することが多くなってきたため、海外に進出。今日では、中東、東南アジア、中国、インドで、防災システムの普及に努めています。
"ALL SECOM"を推進中のセコムは、現在、両社の防犯技術と防災技術を融合した独創的な新商品を開発することで、新しい市場の創出をめざしています。
(参考)
・"全体像"で理解する読み解くセコム50年の歩みはこちら
セコム株式会社
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