ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 防災事業のパイオニア、能美防災(株)の機器生産
能美防災(株)は、創業以来、日本における防災ビジネスのパイオニアとして、多くの施設に自動火災報知設備や消火設備をはじめとする各種防災システムを提供しています。
研究・開発から製造、施工、メンテナンスまでを一貫するサービス体制を自社で持ち、お客さま一人ひとりのニーズに対して、きめの細かいサービスを行うことで、最適な防災システムを構築しています。
能美防災は1974年、セコムと業務提携を行い、2006年にセコムグループ入りし、防犯と防災という社会の安全を守る上で不可欠な分野でシナジーを発揮しています。
今回の現場レポートは、能美防災の機器生産を行う埼玉県熊谷市にあるメヌマ工場を訪ね、生産技術課の白男川洋輔氏に話を伺いました。白男川氏は、入社後、一貫して工場の生産ライン構築に携わり、さまざまな防災製品の生産効率化に取り組んでいます。
Q.現在の仕事について教えてください。
開発部門で開発された製品の生産ラインの設計や見直し、生産設備の開発・設計・維持を行っています。
能美防災では、住宅用火災警報器や火災感知器をはじめとしたさまざまな防災製品の開発を行っています。我々の部門ではどうすれば効率的に生産できるかを考え、常に生産ラインの見直しを行っています。たとえば、組立作業を行う作業者の動線を考えて工具の配置を変えるほか、新製品の配置場所まで調整し最短最速の効率化を図ります。そのほか、従来手作業で行っていた作業の一部を機械化したり、製造生産向上用の機械を作ったりもします。
Q.日ごろの業務で心がけていることは何ですか。
最近、防災業界も製造・販売ともにコスト競争が激しくなりつつあります。我々は、お客さまのことを最優先に考え、高い品質を維持したまま、他社メーカーに負けないコスト競争力を持つ製品を提供できるように、生産性の向上に日々努めています。
Q.能美防災の製品の特徴について教えてください。
能美防災のご家庭向けの製品に住宅用火災警報器「まもるくん」があります。
「まもるくん」は煙か熱で火災の発生をいち早く検知し、就寝時や不在時でも緊急時に「火事です」と大きな音声が鳴って、周りに知らせます。電池式のため取り付けは簡単で、電池寿命が約10年の省エネ設計です。また、無線連動によって離れた部屋にも同時に火災発生をお知らせするタイプもあります。さらに、製品に関するお問い合わせを24時間365日、電話で応じる「まもるくん安心サービス」も付いています。
住宅用火災警報器の設置が全国で義務付けられている現在、「まもるくん」を導入いただくことで、早期火災発見により、人命や家財損失の防止につながればうれしいです。
Q.今後の抱負を教えてください。
防災機器は、万一の際に異常をいち早く知らせる、言わば人命を救う製品です。高品質な製品を作ることは当たり前で、その上でさらなる効率化を追求したいと思います。
能美防災は、防災業界のパイオニアです。そのため、業界に先駆けたさまざまな機器を製品化しており、今まで世の中にない生産ラインや製造設備が必要になります。高品質で効率的な生産を行う上でさまざまな課題に直面しますが、今後も、世の中に価値ある製品を提供できるように取り組んでいきたいと思います。
(参考)
・能美防災(株)はこちら
・住宅用火災警報器「まもるくん」はこちら
・"全体像"で理解する現場レポートはこちら
セコム株式会社
コーポレート広報部
能美防災(株)
メヌマ工場生産技術課
白男川洋輔氏
防災製品が非常時に適切に
作動するかくまなく検査を実施
能美防災が長年の防災ノウハウを
駆使して開発した無線連動型の
住宅用火災警報器「まもるくん10」
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