ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 日本初のクラウド型電子カルテ「セコム・ユビキタス電子カルテ」
「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。
今回のコラムでは、「社会システム産業」の中のメディカル事業から、クラウド型電子カルテ「セコム・ユビキタス電子カルテ」についてご紹介します。
「セコム・ユビキタス電子カルテ」は、主にクリニックや中・小規模病院を対象に、医師や看護師など複数の人が情報を共有できる電子カルテシステムです。2001年に、クラウド型の電子カルテシステムではセコムが日本で初めて開発し、翌2002年3月から本格的な販売を開始しました。
セコムがこうした電子カルテシステムを開発したのは、次のような理由があります。もともとセコムのメディカル事業は、薬剤提供サービスと訪問看護サービスを中心とする、日本初の本格的な在宅医療サービスを提供したことから始まりました。そうしたなか、さらに質の高い在宅医療サービスを推進するためには、医師、看護師、薬剤師などが患者さまの診療データを共有し連絡を密にし、それぞれが診療にあたる「チーム医療」が不可欠と考えました。そこで、クリニック、訪問看護ステーション、後方支援病院、薬局、ナースセンター、患者間で診療情報を共有できる電子カルテシステムの開発を行ったわけです。
「セコム・ユビキタス電子カルテ」の特長は、電子カルテの利用に必要なソフトやシステムを構築する主要なハード、さらにお客さまが作成するデータをすべてセコムのセキュアデータセンター内で保守管理する方式を取っていることです。これにより、導入に際してお客さま側で高価なサーバーの購入や各種ソフト・運用管理システムの開発が不要となり、初期費用を抑えられるほか、導入までの時間を大幅に短縮できます。さらに導入後の保守管理もセコム側で行うため、法制改正や制度変更に伴うソフトなどの更新作業も不要で、維持管理費も削減できます。
また、アクセス権限がある方であれば、セキュリティに配慮したVPN接続を利用することで、一般的なインターネットのサイトに接続するのと同じ要領で、病院内や自宅、さらに携帯端末を使えば訪問先からでも患者さまのカルテを閲覧することができ、医師、看護師、薬剤師などの間でデータを共有することも可能です。データのセキュリティに関しても、高いセキュリティレベルを誇るセコムのセキュアデータセンターで、電子カルテのデータを厳重に保管。グループ内に情報系企業を持つセコムならでは「安全・安心」なシステムです。
近年、高齢社会で在宅での治療や介護を受ける高齢者が今後ますます増えると見込まれ、在宅医療サービスの必要性が高まっています。そうしたなか、「セコム・ユビキタス電子カルテ」は時代のニーズをとらえたサービスとして注目を集めています。
「セコム・ユビキタス電子カルテ」の普及は、病院間での連携やチーム医療を促進することができ、医療の質を高め、患者中心の効率的な医療サービスの実現につながります。今後もセコムグループでは、「セコム・ユビキタス電子カルテ」の普及を通して、人々の健康を守り、さらなる「安全・安心」の提供をしていきます。
セコム株式会社
コーポレート広報部
セコム・ユビキタス電子カルテ
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