ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 世界最先端技術で「地理情報サービス」を提供する(株)パスコ
「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。
今回のコラムでは、「社会システム産業」の構築をめざすセコムグループにおいて、地理情報サービスのトップ企業、(株)パスコが提供する「地理情報サービス」についてご紹介します。
パスコでは、セスナぐらいの飛行機に専用のデジタルカメラを積んで地上を撮影・測量し、それらの撮影データ(空間情報)を元に地図を作成しています。世の中に流通する地図のほとんどは、航空機による測量から整備された成果がベースとなっていますが、白紙の状態から地図を作り上げるためには高い測量技術と処理技術が必要です。業界のトップ企業であるパスコでは、高い技術力を活かし、移り変わる現実社会に即した地図データの整備や更新を行っています。
最近では航空機だけではなくて、人工衛星から撮った写真も使っています。パスコでは、昼夜天候を問わず地球上を撮影できるドイツの商用合成開口レーダー衛星「TerraSAR-X(テラサーエックス)」の撮影データの日本国内独占販売権と全世界への販売権を保有しています。さらに今年からは世界最高レベルの50cm解像度撮影の能力を持つフランスの超高解像度光学衛星「Pleiades(プレアデス)」の直接通信権利を活用し、全世界の地理空間情報の集積を行っています。
昨年3月に発生した東日本大震災では、すぐさま航空機と複数の人工衛星による撮影データを駆使して、被災地全域の情報の収集・処理を行い、関係各機関へ情報提供。被災地の状況を正確に把握するための支援を行いました。
そのほか、集積した空間情報のさまざまな利用方法の提案に努めています。例えば、膨大なデータから経営やマーケティングなどに必要な戦略を導きだすデータマイニングをはじめ、企業防災サービス、空間情報とユビキタス技術を融合した観光などの地域振興サービスなど、革新的で創造的な利用提案を行っています。
地理情報サービス事業の領域でセコムグループがめざす「社会システム産業」の一翼を担ってきたパスコ。今後もセコムグループは「安全・安心」を世の中に提供していきます。
(参考)
・(株)パスコ
セコム株式会社
コーポレート広報部
地図作成のための撮影を行う
パスコの航空機
合成開口レーダー衛星
「TerraSAR-X」(C)EADS Astrium
東日本大震災で浸水領域を
示した地図をWeb上で紹介
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