「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。

　今回のコラムでは、「社会システム産業」の中のメディカル事業から「訪問介護サービス」についてご紹介します。

「訪問介護サービス」とは、病気やケガなどの理由で自宅での療養が必要とされる方のために、ご自宅まで介護福祉士やヘルパー１、２級などの資格を持つホームヘルパーが伺い、療養生活のお手伝いをするサービスのことです。提供内容は「身体介護サービス」や「生活援助サービス」など、一人ひとりのご利用者にあわせて、介護保険適用と介護保険適用外の幅広いサービスを提供しています。

　セコムの「訪問介護サービス」の始まりは、1994年11月にまでさかのぼります。セコムでは、1991年から日本初の民間による本格的な「在宅医療サービス」の提供を開始していました。しかし、このサービスでは、訪問看護師がご自宅で療養される患者さんをサポートしていましたが、そういった医療依存度の高い患者さんも、介護サービスを併せて提供した方が快適な療養生活を送れることから、「訪問介護サービス」も始めました。現在では、「訪問介護サービス」の拠点となる「セコムケアステーション」を、東京、神奈川で展開しています。

　ご利用者の、起きること、食べること、排泄すること、外出すること、お風呂に入ること、眠ることなど、ご利用者がその人らしさを大切にした日常生活を過ごしていただけるように、心に寄り添う介護を行っています。

「療養中だからこそ、家族と一緒にいたい」「住み慣れた自宅で療養生活を送りたい」など、さまざまな理由から在宅での療養を望まれる方々がいます。セコムではそうした方々が、住み慣れたご自宅で、自分らしく、質の高い介護サービスを受けられように今後も取り組んでいきます。

（参考）
・セコム医療システム（株）「訪問介護サービス」


セコム株式会社
コーポレート広報部