ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 防犯・防火対策を強化し、高いセキュリティグレードを実現する「安全商品」
「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。
今回のコラムでは、「社会システム産業」の中核を担うセキュリティ事業から「安全商品」についてご紹介します。
セコムの「安全商品」とは、監視カメラシステム、出入管理システム、防盗金庫、自動消火システムなど、単体でも機能する安全機器のことで、オンライン・セキュリティシステムと接続して利用することも可能です。
セコムでは、オンライン・セキュリティシステムの提供を通して、ご家庭や事業所で脅威となる侵入や火災などの異常を24時間365日見守り、「安全・安心」を提供しています。
しかし、なかには「施設内の映像を記録したい」「日中の社員の入退室を管理したい」「防火対策も強化したい」など、お客さまによってセキュリティへのニーズはさまざまです。そこでセコムでは、そうしたお客さまのために、防犯・防火対策を強化する「安全商品」を独自に研究・開発し、よりグレードの高いセキュリティを提供してきました。
例えば、出入管理システムでは、磁気カードを使用した「セキュリロックシステム」を1976年に発売。さらにその後も、出入管理システムの研究開発は続けられ、1988年には日本で初めての指紋照合システム「セサモ-ID」を発売しました。このシステムは、指紋を鍵の代わりにして出入管理を行うものです。ここ数年、個人情報の漏えい事件が多発し、生体認証による出入管理が注目を集めていますが、「セサモ‐ID」はまさにその先駆けといえます。
さらに、監視カメラシステムで画期的なものとしては、1999年に発売された「スーパーCCTV」があります。この監視カメシステムには、セコムが世界初で開発した、監視カメラ自体への不正行為を検出する機能が導入されています。1999年当時、監視カメラの普及とともに、監視カメラの向きを変えてから犯行に及んだり、犯行後にビデオデッキから抜き取るといった、監視カメラへの妨害行為が多発。こうした新しい犯罪手口を受けての発売であり、常に「安全・安心」の視点で商品開発を考えているセコムならではの商品と言えます。
そのほか、1983年には防盗性・耐久性、耐火性を持ったセコムオリジナル金庫「ピタゴラスシリーズ」を発売しました。一般的に市販されている金庫の多くは「耐火金庫」と呼ばれるもので、火災から金庫の中のものを守る目的で作られています。それに対して、「ピタゴラスシリーズ」は耐火性能を持つだけでなく、バールなどでのこじ開けやバーナーを使った溶断接にも耐えられる優れた防盗性、耐久性も持ち、セコムのノウハウと技術が最大限に活かされています。
また、防火対策の分野では、1974年に発売された自動消火システム「トマホークI」があります。ハロンガスを使用し、二次災害を防ぐ画期的な消火システムとして大きな注目を集めました。現在は、オゾン層を破壊しないハロンガスを使用した「トマホークIII」へと受け継がれています。
ほかにも、1989年に発売された小型据置式消火器「トマホークマッハシリーズ」では、本体にコイル状のホースが収納されていて、グリップを持って移動するだけで広範囲の消火が可能にしました。本体を持ち運ぶ必要がないため、片手で操作することができ、女性や高齢者でも簡単に使用できる消火器として好評をいただいています。
今後もセコムでは、独自の研究・開発力で、高まるセキュリティのニーズに対し、より使いやすく、信頼性の高いシステムを商品化に取り組み、社会に「安全・安心」を提供していきます。
(参考)
・セサモ-IDs
・トマホークマッハII
セコム株式会社
コーポレート広報部
信頼性、利便性をより高めた
現在の指紋照合システム「セサモ-IDs」
片手でも簡単に操作が可能な
据置型消火器「トマホークマッハII」
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