ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 韓国のセキュリティ市場でトップシェアを誇る「エスワン」
「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。
「社会システム産業」の構築をめざすセコムは、国内にとどまらず、現在18の国と地域で「安全・安心」を提供しています。今回のコラムでは、韓国の(株)エスワンについてご紹介します。
エスワンは、1981年1月にセコムとサムスングループの合弁会社として「韓国安全システム(株)」という社名で設立され、韓国初のオンライン・セキュリティシステムの提供を始めました。しかし、当初は、ご契約先の情報をコントロールセンターで24時間365日監視し、異常が発生すると緊急対処員が駆けつけるという、オンライン・セキュリティシステムは現地では理解されず、普及はなかなか進みませんでした。
しかし、1986年のアジア大会と1988年のソウルオリンピックの二つの国際大会を契機に、韓国市経済は著しい成長を遂げ、それに伴って、オンライン・セキュリティシステムが注目されるようになりました。まず、オフィスや金融機関などから普及が進み、システムの優秀性とサービスのクオリティの高さが広く知られるようになると、業績も年を追って伸びて行きました。
その後、1996年には韓国株式市場に上場したのを機に「エスワン」に社名を変更。今では30年以上の歴史を誇り、韓国のセキュリティ市場のトップを走っています。
エスワンが手がけるサービスは、企業向けオンライン・セキュリティシステムや防犯機器販売、常駐、ホームセキュリティなどです。
特に、オンライン・セキュリティシステムでは、韓国で初めてサービスの提供を開始したのがエスワンであり、まさにこの分野のパイオニアと言えます。実際、社名はエスワンですが、ブランドは「SECOM(セコム)」を使用しており、日本と同じように、セキュリティを導入することを「セコムする」と言われるほどに浸透。「SECOM」のロゴの入った赤いステッカーがソウルなど全国の都市のいたるところで見かけることができ、セキュリティ市場では圧倒的なトップシェアを誇っています。
また、こうしたトップシェアを支えるひとつが、提供するサービスの質の高さです。2010年11月に、ソウル市で開催されたG20(20ヵ国・地域首脳会合)では、エスワンの「顔認証システム」が採用され、政府からの信頼も厚いことが分かります。
現在エスワンでは、2020年までにセコムに次いで世界の10大セキュリティ会社になるという「Vision2020」を目標として掲げ、さらなるセキュリティ市場でのシェア拡大のほか、医療・環境・エネルギー分野での新たなサービスの推進を展開。今後も、セコムグループならではの「安全・安心」を韓国においても提供していきます。
(参考)
・(株)エスワン
セコム株式会社
コーポレート広報部
エスワン本社ビル
日本でもおなじみの「SECOM」ロゴの
入った赤いステッカー
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