ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 世界で活躍する地理情報サービスのトップ企業、(株)パスコ
セコムグループは、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、統合化・融合化して、トータルな新しい社会システムとして提供する「社会システム産業」の構築に取り組んでいます。
今回のコラムでは、セコムグループである(株)パスコの国際事業についてご紹介します。
パスコは、地理情報サービスの分野のパイオニアとして、世界の各国や自治体へ地図を提供するなど、公共性の高い業務を行ってきました。地図作成の際に必要となる空間情報の収集からデータの加工、処理、販売まで一貫して提供できるパスコは、世界最高レベルの技術を有します。その強みを生かして、世界各国の人々の豊かな生活の基盤となる地理情報サービスの提供を行っています。
2004年にフィンランドの測量会社フィンマップを子会社化したことを始まりとして、現在では、フィンランド、ベルギー、ブラジル、インドネシア、タイ、フィリピン、中国、アメリカを始め18カ国に拠点を設置し、5大陸で営業を展開するなど、そのフィールドを拡大しています。
今回は、2009年からパスコが手がけるインドネシアのスマトラ島での国土空間データ基盤整備事業についてご紹介します。
スマトラ島では、1970年代に整備された古い国土基本図しかありませんでした。2004年12月に発生したスマトラ島沖地震では、地震や津波による甚大な被害が発生し、地理情報などの空間データの整備の必要性が強く認識され、その対応をパスコが行うことになりました。
この事業は、日本の国土とほぼ同じ面積があるスマトラ島の正確な地図(縮尺1/50,000)を、3年半という短期間で作成するものです。赤道付近の熱帯雨林気候に位置するスマトラ島は、雲や霧が多く発生し、通常の空中写真撮影(カメラ)によるデータ取得が極めて困難な地域です。そこでパスコでは、最先端の撮影技術を搭載した航空機を活用し、国土空間データ基盤の整備を行っています。来年インドネシアに納められる国土基盤情報は、インドネシアの国民の豊かで安心な生活を送るためのさまざまなインフラ整備に生かされることが期待されます。
そのほか、日本が進める技術輸出やインフラ輸出にも参加し、航空宇宙産業やスマートシティ(コミュニティ)、温暖化対策などの分野で世界を舞台に活動しています。
日本にとどまらず世界規模で「社会システム産業」の一翼を担うパスコ。今後もセコムグループならではの「安全・安心」を世の中に提供していきます。
(参考)
・(株)パスコ
セコム株式会社
コーポレート広報部
積極的に海外展開を図る(株)パスコ
パスコが作成した海外の国土基本図
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