ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 地域に根ざした訪問看護サービスを提供「セコム鷺沼訪問看護ステーション」
セコムのメディカル事業は、1991年6月に日本初の民間による本格的な「在宅医療サービス」を提供したことから始まりました。「在宅医療サービスは、「薬剤提供サービス」と「訪問看護サービス」により、サービスを開始しました。
現在では、「在宅医療事業」のほか、「IT・ネットワーク医療事業」「介護事業」「シニアレジンデンス」「健康・予防事業」といった幅広い分野で、さまざまなメディカルサービスを提供しています。
今回の現場レポートでは、セコム医療システム鰍フセコム鷺沼訪問看護ステーションを訪ね、川村美和所長にお話を伺いました。川村所長は、病院で看護師の経験を積んだあと、2004年にセコム医療システムに入社。
現在の訪問看護ステーションで7年のキャリアを持つ、訪問看護サービスのエキスパートです。
Q.現在のお仕事を教えてください。
現在、セコムでは、全国30カ所の拠点で訪問看護サービスを提供しています。訪問看護サービスは、医師の指示に基づき、在宅で療養されている方を看護するサービスです。ご家族やご利用者がセルフケアできるようになるまでの間、サービス提供を行います。サービス提供は、24時間365日で、ご利用者の病気の状態に合わせて訪問回数や内容を決めていきます。
訪問看護師と病院の看護師との違いは、訪問看護師の方が自分の判断力を大きく求められるということだと思います。病院ではチームで患者さんを見るので、個人だけで判断をすることは少ないのですが、訪問看護の場合は、その場にいるのは自分だけですから、ご利用者のあらゆる対応を考えなければなりません。ただその分だけ、ご利用者に合わせたサービス提供をすることができますし、大きなやりがいもあると思っています。
Q.仕事で心がけていることを教えてください。
訪問看護サービスを初めてご利用になる場合、どのような看護師が来るのか不安になる方も多いと思います。ですから、できる限りサービス提供前にご利用者やご家族の方にお会いして、しっかりお話を伺うようにしています。このサービスでは、信頼関係を築いていくことが一番大切なことで、信頼していただかないと安心してケアをすることはできません。
そのためにご利用者のケアを皆で話し合い、些細なことも見逃さないようにしています。一人ひとりのご利用者に細やかなサービス提供することが、少しでも不安を和らげることにつながると思っています。
Q.一番印象に残ったご利用者とのやりとりは何ですか。
私たちの訪問看護サービスを3年間くらいご利用いただいたお宅の話なのですが、90歳の親御さんを娘さんが看護をし、最期は老衰でご自宅で亡くなりました。最後に娘さんに言われた言葉を今でも忘れません。「セコムの訪問看護サービスのおかげで、これから自分が年をとること、亡くなることの怖さがなくなりました、本当にありがとうございます」と言われた時、涙が出るほど嬉しくなりました。その人らしさを大切にするサービスが、伝わったと思えた瞬間でした。
Q.今後の抱負を教えてください。
患者さんが病院から家に帰ると顔つきが変わるんです。家に帰るのは普通のことなのですが、それができない方は多くいらっしゃいます。それを叶える手助けができるだけでも このサービスの価値はあるのだと思っています。
多くの方に笑顔を届けるために、まずは、スタッフがこのステーションで長く働きたいと思う環境づくりが一番だと思っています。人によるサービスなので、スタッフが笑顔でないとご利用者に最高のサービスを提供することができません。
これからも、地域に根ざしたサービス提供を行い、多くの笑顔でご利用者の不安を取り除いていこうと思っています。
(参考)
・「セコム訪問看護ステーション」はこちら
・"全体像"で理解する現場レポート
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セコム医療システム
セコム鷺沼訪問看護ステーション
川村美和所長
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