ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 「安全・安心」を担う人材開発の拠点、「セコムHDセンター」
セコムHDセンターは、セコムグループの研修施設です。HDとは"Human Development=人材開発"のことで、その名のとおりこのセンターでは、新入社員研修をはじめ、職能別、階層別のさまざまな集合研修が行われています。
現在、東京都多摩市、静岡県御殿場市、三重県名張市、熊本県阿蘇市の4カ所に研修センターを設け、社員の個性と能力を伸ばす拠点としての役割を持っています。
セコムでは、「組織の力は、社員個々の力の総和」という考えのもと、独自の教育・研修体系を確立して人材育成に力を注いでいます。
今回の「現場レポート」では、セコムHDセンター多摩を訪ね、岡田倫和チーフインストラクターに話を聞きました。岡田チーフは、セコムに入社して12年目を迎えます。セキュリティサービスのフィールドで責任者を経験後、研修部に配属され、多くの社員教育に携わっています。セコムに入社する前は、大学でバスケットボール部のコーチを務めていたという、まさに教育のエキスパートです。
Q.担当している仕事を教えてください。
現在は、研修部に所属し、社内インストラクターを担当しています。このセンターでは、セコムグループのさまざまな研修が行われていますが、私の主な担当は、セキュリティ分野のフィールドの責任者です。リーダーシップやチーム・マネジメントなど、チームリーダーに必要な考え方やスキルを教育しています。
セコムの教育は、セコム社員の基本的な考え方である「セコムの理念」を中心に体系化されており、「安全・安心」を提供するセコム社員の軸となるものです。こういった教育の品質を維持する、もしくは向上させるのも私の役割です。
Q.研修センターで大切にしていることは何ですか。
まずは、教育を行う環境をしっかり整えることだと思っています。研修センターの整理整頓からはじまり、私たちインストラクターの話し方や身だしなみにいたるまで、細部にこだわりを持っています。このセンターは、「安全・安心」を生産する社員を創り出す施設なので、まず私たち自身が模範になることが求められています。
また、研修センターでは、教育を担当するインストラクターはもちろんのこと、食事の提供も自社の調理スタッフが行っています。これは、たった1食の食事の提供でも研修効果を左右すると考えているからです。研修センターにいるすべてのスタッフが、一人ひとりの社員の成長を大切にすること、そこにセコムらしい人材育成の基礎があるのだと思っています。
Q.研修の内容で心がけていることを教えてください。
研修では、階層や職種によって、さまざまな教育を行っています。科目自体も200科目くらいあると思います。どのような研修でも意識していることは、単なるスキルアップ教育にならないようにすることです。
どんなに役立つスキルを身につけたとしても、その中にしっかりとした考え方がなければ、お客さまに「安全・安心」を提供することはできません。研修では、根っこの考え方をしっかり伝えることがもっとも大切だと思っています。
Q.今後の抱負を教えてください。
研修は"生きもの"ですから、常に変化していくものだと思っています。その変化を先取りし、社員をあるべき姿に導くこと。そして、セコムにとって良い人材育成なのではなく、お客さまや社会にとって役立つ人材を多く育成していくことが私の目標です。これからも社員のモチベーションやスキル上げ、お客さまに最高の「安全・安心」を提供していきたいと思っています。
(参考)
・"全体像"で理解する現場レポート
セコム株式会社
コーポレート広報部
研修部インストラクションG
岡田倫和チーフインストラクター
チームマネージメントを講義する
岡田倫和チーフインストラクター
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