ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > セキュリティシステムの進化に挑む「セコム開発センター」(3)
セコムの開発センターは、セキュリティの基幹となる技術やシステムの開発を行っています。同センターでは、社会のニーズを先取りしたシステム、独創性のあるシステム、信頼性の高いシステムの開発に取り組んでいます。家庭用から大規模施設向けまでの安全システム、センサー開発、出入管理システム、監視カメラシステム、消火システムなど、社会のニーズにあったシステムや商品を次々に生み出しています。
今回の「現場レポート」では、開発センターを訪ね、福田和彦チーフエンジニアに話を聞きました。福田チーフは、セコムに入社して15年目を迎えます。セキュリティスタッフを経験後、開発センターに配属され、出入管理システムや企業向けセキュリティシステムの開発など幅広いシステムの開発を手がけてきました。現在は、画像システムグループに所属し、先進的な画像技術を用いたシステムの開発に携わっています。
Q.担当している仕事を教えてください。
現在は、監視カメラシステムの担当をしています。単に監視カメラシステムといってもその分野は幅広く、単純に映像を監視できるものから、高画質デジタル映像、大容量ハードディスクで長時間録画を実現できる高性能なシステムまで、さまざまなものがあります。
監視カメラの市場を取り巻く環境は、技術の進歩が非常に早く、最先端の技術を結集させた、セコムならではの高性能なカメラシステムを社会に送り出すことが、私たちの役割です。
Q.セコムの監視カメラシステムの強みは何ですか。
多くのメーカーが監視カメラシステムを出していますが、ほとんどのシステムが"見る"と"録る"ということ中心に考えられています。これらは、監視カメラシステムとしては基本的な機能ですが、セコムが開発するカメラには、これに"守る"というコンセプトが入ります。
つまり、セコムの監視カメラシステムは、単に映像をきれいに見る、もしくは記録するというだけではなく、いかにしてお客さまをお守りするかという視点から生まれているのです。また、何か不具合が発生した場合、最寄りの緊急発進拠点からスタッフが駆け付けるなど、トータルなサービス提供ができることもメーカーにはないセコムの強みだと思っています。
Q.仕事で心がけていることを教えてください。
学生時代は、電気回路の勉強をしていましたので、今の部署に配属されたときは、監視カメラシステムのことはまったく分かりませんでした。お客さま用のパンフレットから勉強したのを覚えています。今では、建物の中に入ると監視カメラを探してしまうほど、監視カメラ漬けの毎日を送っています。
すべての商品に共通するかもしれませんが、監視カメラシステムも機能をたくさん搭載すれば、操作性が非常に悪くなってきます。技術進歩に応じて機能を充実することは、当然のことですが、お客さま視点を忘れてはいけません。お客さまにとって操作しやすく、多機能なシステムを提供することを究極の目標としています。
Q.今後の抱負を教えてください。
最近では、監視目的以外に高齢者の見守りなどに監視カメラシステムが使用されています。今後の監視カメラの市場は、さまざまな広がりを見せると思っています。そういった社会のニーズを敏感に捉え、システムに反映することはもっとも大切なことだと思っています。
現在は仕事の環境にも恵まれており、所属する開発センターでは、自由に発想し企画できるフィールドがあります。つまり、私自身の発想で、新たな監視カメラシステムを作ることができるのです。
世の中にまだないセコムならではの、監視カメラシステムを創り出し、社会に「安全・安心」を提供したいと思っています。
(参考)
・"全体像"で理解する現場レポート
セコム株式会社
コーポレート広報部
技術開発本部
開発センター画像システムG
福田和彦チーフエンジニア
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