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セキュリティの研究・開発にも用いられる疫学の手法

 テレビの科学バラエティ番組などでは、よく「お酒は1日1合まで」「1日の塩分は10gを超えないように」といった健康のガイドラインが取り上げられることがありますが、これらのガイドラインはどの程度本当なのでしょうか。

 実は、これらのガイドラインは、医学の基礎分野の一つでもある疫学(えきがく)研究の成果なのです。疫学とは、簡単に言うと「ある条件の集団の中で発生するできごとの起こりやすさと、そのできごとに影響を与える要因を明らかにして役立てるための科学」のことです。
 健康維持のガイドラインは、疫学の研究者が多くの日本人の生活を調べ、統計的に検証した結果となります。

疫学とは、さまざまな社会調査に使われる手法
 この疫学の手法が適用可能な分野は、医学的分野に留まりません。社会で起きるさまざまな現象にこの手法を適用し、「ある条件の集団の中で発生する事象の起こりやすさと、それらに影響を与える要因を明らかに」することで、いろいろ役立つ局面が出てきます。
 先に本コラムで取り上げた(犯罪者)プロファイリングは、この疫学の手法を犯罪手口などに適用したものであり、ビジネスの分野で行われるマーケティング調査も、その基本手法は疫学と同じものなのです。

社会調査に必要な要件とは、サンプル数
 疫学で使われる手法の基本は統計分析にあります。統計分析をするためには、相当数の調査対象(サンプル)の数が必要です。サンプルの数は、ある程度多くないと統計分析の手法は使えません。疫学は、数が多い現象(病気など)については、扱いが得意なのに対して、その発生数がまれな現象の分析を苦手としています。これは統計分析の手法を基本としている以上しかたのないところなのです。

セキュリティの研究・開発にも分析が必要
 セキュリティサービスに疫学的手法を導入して分析する上においても同じことがいえます。セキュリティを研究し、さまざまなサービスを開発する上においては、統計的に意味のある相当多くのサンプルを分析し、それをもとに検討を進める必要があります。
 日本で一番多くのお客さまにセキュリティサービスを提供しているセコムの研究・開発の優位性がここにあります。病気の原因究明にしろ、プロファイリングにしろ、統計分析をベースとする検討においては、量と質は一致するのです。

(参考)
・安心豆知識「国際犯罪学会における大きな話題 プロファイリングとは」(2010/8/15)

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
甘利康文

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