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子どものコミュニティサイトの利用は、ほとんどが携帯電話

 最近では、小さなお子さんでも持っている携帯電話ですが、その携帯電話が原因で犯罪に巻き込まれるケースが増えています。先日、警察庁から発表になった「コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について」によると、2011年の上半期に被害に遭われた児童数は546人となっています。いわゆる出会い系サイトによる被害児童数が133人であるのに比べると、かなり多いといえます。

 出会い系サイトとコミュニティサイト
 警察庁では、コミュニティサイトと出会い系サイトを分けています。出会い系サイトの注釈に「インターネット異性紹介事業」と書かれています。一方、コミュニティサイトの方には、「SNS、プロフィールサイトなど、多人数とコミュニケーションがとれるサイトのうち、出会い系サイトを除いたもの」とされています。
 最近では、出会い系サイトは少なくなり、ほとんどがコミュニティサイトとなっているようです。しかし、“人と人をつなげる”という意味では機能的に似ており、犯罪の温床になっている部分もあるようです。そのため、コミュニティサイトでの被害児童数も多くなっていると思われます。

 子どもを守る防波堤が機能していない
 警察庁の調べによると、被害に遭った児童のコミュニティサイトへのアクセス手段は9割弱が携帯電話でした。また、フィルタリング機能を使っていたのは、わずかに6.1%の児童で、ほとんどがフィルタリング機能を使っていなかったようです。さらに、サイト利用について保護者から注意を受けていたケースは41.4%、サイト利用について学校から教えてもらっていたケースは39.8%と、ともに半数を下回っています。
 これらから考えられることは、携帯電話の持つハード的な防波堤も機能せず、携帯電話の使い方といったソフト的な防波堤も機能していない児童が犯罪のターゲットになっているということです。

 情報化社会を生きるための必修科目は
 インターネット社会は、現実の社会とは違うと思われている方も多いと思いますが、実際はまったく同じです。社会に出ていくお子さんに安全教育をするのと同様に、ネット社会の常識・非常識をしっかりと教えてあげることも、私たち大人の務めではないでしょうか。
 そのためにも、お子さんの方がインターネットに詳しいという状況は危険であるといわざるを得ません。また、先の警察庁の調査結果の中でも、「学校から教えてもらったが、自分は大丈夫と思っていた」という子どもが少なからずいたようです。
 このようなセキュリティ感覚は、子どもだけではなく大人も含めた日本人全体にもいえることだと思います。ネットを介した犯罪は増加し続けており、それらの対抗するためにも、ネットセキュリティという科目は情報化社会を生き抜くためには必修といえそうです。

(参考)
・「コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について(平成23年上半期)」(警察庁)
・セコムが提供する情報セキュリティサービス
・安心豆知識「学校で「セキュリティ」を必修科目に」(2009年02月16日)
・安心豆知識「盗られるものはない?日本人の危ない感覚」(2008年11月17日)

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰

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