ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 最先端技術の研究を行う「セコムIS研究所」
「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。
今回のコラムでは、「社会システム産業」の構築をめざすセコムにおいて、「安全・安心」の基盤技術を研究するセコムIS研究所(※)をご紹介します。
◆セコムIS研究所とは
セコムIS研究所は、1986年12月に東京・三鷹市にセコムの研究拠点として設立されました。世界的な社会動向・技術動向から世の中に出てくる不安要素をいち早く把握し、「社会システム産業」の実現に必要な先端技術の研究を行ってきました。
セコムIS研究所で行っている主な研究としては、セコムが提供する数々のサービスを支えるネットワークと計算機技術、防犯カメラの映像を高度に活用する画像処理技術、セキュリティ分野や介護福祉分野で人間をサポートするサービスロボット技術、サービスと受け手をつなぐヒューマンインターフェース技術とそれらを支えるセンシング技術、医療・福祉を支援する技術、リスクマネジメントに関する研究などがあります。
◆どんな研究をしているの?
例えば、画像処理技術。現在、防犯カメラは価格も安くなり、店舗、オフィス、商店街など様々な場所に設置されています。しかしながら、カメラの設置台数が増えるにつれて、その画像の情報は膨大になり、その全てを人間が目で見て何かを判断することはますます難しくなっています。
防犯カメラが設置されること自体でも一定の抑止力は発揮されますが、さらなる安全・安心のためには、何かが起こることそのものを防ぐことが求められます。そのために、セコムIS研究所では、防犯カメラで撮影された画像の中から、リアルタイムにコンピュータがその場の状況を把握する技術の研究を行っています。その場の状況を的確に把握することができれば、警備員がすぐに駆けつけて現場を詳細に確認し被害の拡大を防ぐ、といったことも可能になります。
防犯カメラの画像から状況を把握するための技術として、通過するだけで人物の認証が可能な「ウォークスルー顔認証」、複数の人が行き交う場所で人がどこに移動しているのかを常に把握する「トラッキング技術」、人がその場所で何をしているのかを知る「姿勢推定技術」などの研究をしています。
◆社会システム産業の実現に向けて
セコムIS研究所では、これ以外にも情報セキュリティ分野でなりすましなどの犯罪を防ぐ認証技術や、セキュリティ機器などが安全に情報をやりとりするための無線通信技術、安心な医療を提供するための診療情報の分析など、多岐にわたるフィールドで社会との接点を密に保ちながら、お客様に喜ばれる新しいサービスや商品の中核技術を世の中に先駆けて創ることに全力で取り組んでいます。セコムグループがめざす「社会システム産業」を実現すべく、セコムならではの研究を今後も行っていきます。
※IS研究所:「Intelligent Systems Laboratory」の略称
(参考)
・セコムIS研究所
セコム株式会社
コーポレート広報部
セコムの研究拠点
画像内の人物の姿勢を判断する研究
ウォークスルー顔認証に使われる
3D顔復元技術
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