ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 日本の中から大切な人を探して発見する、ココセコムオペレーションセンター
わが国初の本格的な位置情報提供システムの「ココセコム」の発売と同時に10年前にオープンしたのがココセコムオペレーションセンターです。センターの壁一面に並べられた警察署などからの感謝状や盾は、「ココセコム」による数々の貢献事例によるものです。
「ココセコム」は、わが国初のGPS(全地球測位システム)衛星と携帯電話基地局の電波を利用した位置情報提供システムで、今年4月で発売10周年を迎えました。
最新の位置検索技術で、屋外を移動する人、車、物の行方不明や盗難などにあった時には、すばやく位置を特定。要請があれば、全国約2,750カ所の緊急発進拠点から、緊急対処員が24時間365日現場急行を行うサービスです。
現在の契約件数は、MVNO※として、約68万5,000件(2011年3月末)となっており帰宅が遅いお子さんの発見・安全確保など、貢献事例も約4,600件(2011年3月末)となりました。
今回の現場レポートは、ココセコムオペレーションセンターを訪ね、オペレーターの 小松利保さんに話しを伺いました。小松さんは、ココセコムオペレーションセンターでのキャリアは半年ながら、その前はお客さまサービスセンターなどで10年近くの経験を積んでおり、まさにオペレーション業務のプロです。
Q.担当している仕事について教えてください。
「ココセコム」の位置情報検索要請や「ココセコム」を所持している人からの緊急通報などがあった場合、すばやく専用の端末で位置検索を行い、お客さまに位置情報を提供するほか、要請に基づいて緊急対処員を急行させます。
緊急通報だけでなくお客さまからの位置検索要請でも常に緊急の要請ですから、仕事中に気を抜くことはできません。また、不安な気持ちでいっぱいで問い合わせをしてくるお客さまの気持ちを和らげるのも私たちの仕事です。
Q.日ごろ、気を付けていることを教えてください。
いつも心がけていることは、人の検索要請が来たら、自分の家族がいなくなったと思って対応する。自動車の検索要請が来たら、自分の愛車がなくなったと思って対応するということです。常にお客さまの立場に立つことで、細やかな対応ができると思っています。
また、この仕事では特にスピードが要求されます。そのスピードを可能にするのがチームワークです。1つの対応も2人、3人で行うことでより迅速に対応することができます。チームでお客さまを守る姿勢を大切にしています。
Q.お客さま対応のエピソードを教えてください。
先日もご自宅からおじいさんがいなくなったとの要請を受け、お客さまと電話口で対応しました。まず、すばやく専用端末で対象者の位置を特定、お客さまを電話で誘導しました。しばらくすると電話口から「おじいさん、見つかった!見つかった!」とお客さまの歓びの声が聞こえた時は、思わずお客さまと一緒に喜んでしまいました。
このセンターでは、いつもこんな感動の場面に出くわすことがあるんです。もちろん、生命や財産を守る仕事ですので、緊張の連続ですが、お客さまの要望に応えられたときの喜びは最高の瞬間です。
Q.今後の抱負を教えてください。
セコムの社員として「ココセコム」を知っているつもりでしたが、ここに配属になり改めて「ココセコム」のすごさを知ることができました。本当にこんな広い日本の中で、1人の人や小さなカバンを探すことができるシステムなんです。世の中で起こる盗難犯罪も「ココセコム」さえあればと悔しく思うこともあります。
正確なオペレーションを行っていくことは、当たり前のことですが、「ココセコム」をもっと困った人たちに広めていきたいと思います。
※「MVNO=Mobile Virtual Network Operator、仮想移動体通信事業者」とは、携帯電話などの無線通信ネットワークを既存の通信事業者から借り受けてサービスを提供することを指します。
(参考)
・"全体像"で理解する現場レポート
セコム株式会社
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