ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > セキュリティの原点、セコムの常駐警備サービス2
オンライン・セキュリティシステムがまだなかった時代には、セキュリティはすべて人の手によって行われてきました。セコムが日本で初めての警備保障会社として創業して以来、もっとも歴史があるセキュリティサービスの一つが常駐警備サービスです。
現在では、オンライン・セキュリティシステムなど、機械によるハイテクなセキュリティシステムが生み出されていますが、人による常駐警備サービスはセキュリティサービスの原点です。
常駐警備サービスとは、高度な訓練を受けた安全のプロフェッショナルが、人間の判断力や応用力を最大限に生かしてお客さまに安全を提供するサービスです。空港や超高層ビル、公共施設、金融機関、工場、大学、病院など、さまざまな大規模施設で安全を守っています。
今回の現場レポートは、常駐警備サービスで安全のプロとして活躍する常駐隊員を紹介します。村上博之司令は、入社以来、常駐一筋で24年のキャリアを持っています。デパートや大企業などさまざまな施設で警備をした経験を持ち、まさに常駐警備サービスのエキスパートです。
Q.担当している仕事について教えてください。
現在は、派遣隊の責任者として部下22名と共にお客さまの安全を守っています。この施設で起こり得るさまざまな不安全なことに対して、それを予測し予防するのが私の仕事です。
そのための一つとして、部下の育成は非常に大切な仕事だと思っています。私たちは、立ち姿、歩き姿でお客さまに安全を伝えられなければいけません。少しの乱れが隙を生み、その隙がお客さまを危険にしてしまうことがあります。ですから、ほんの少しの制服の乱れも見逃さないように指導しています。
また、万が一の際には、お客さまを守らなければなりませんので、さまざまな訓練を毎日欠かさずに行っています。日々の訓練の積み重ねこそが、有事の際にお客さまを守ることに繋がるのだと思っています。
Q.お客さまの対応で気をつけていることはありますか。
「お客さまの視点でサービスを提供する」これに尽きると思います。もちろん私たちはお客さまを守ることが仕事ですので、起こりうる事案に対して、警戒をすることは重要なことです。しかしこれだけでは、お客さまを「安全・安心」に導くことはできません。
一方では、お客さまを温かくもてなすことも大切です。"警戒心"と"マナー"、相反することを同時に行うには、まさに人間力をつけることが、常駐隊員には必要なことです。
Q.セキュリティで大切なこととは何でしょうか。
セキュリティは妥協しないことが大切です。事故や災害のみならず、テロやパンデミック(感染症の流行)など、お客さまを取り巻くリスクはたくさんあります。どんな小さなリスクでも、それを予測し、洗い出し、一つ一つ正常化していくことが私たちの仕事です。私たちは安全に対して、常に厳しい視点を持っていなければなりません。
安全は環境や人によって日々変わっていきます。決して今日の安全は明日の安全を保証しませんので、基本業務を忠実に行い施設で起こる些細なことを見逃さない。こういった姿勢が大切だと思っています。
Q.今後の抱負をお聞かせください。
安全は日々の積み重ねによってこそ成し得るものだと思っています。5年後、10年後もお客さまが「安全・安心」な環境で仕事ができるように、さらに高いセキュリティをめざし、チームでお客さまを守って行こうと思います。
(参考)
・"全体像"で理解する現場レポート
セコム株式会社
コーポレート広報部
村上博之司令
防災センターで
報告を受ける村上司令
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