ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 3月は犯罪が増え始める月?
早いもので、今年もすでに3月になりました。毎年、この時季になると花粉の飛ぶ量が増え始め、花粉症の方にはいやな季節となってきています。今年は、例年以上に花粉が多いということで、筆者も目がかゆく辛い日々を送っています。
犯罪の世界も、3月は件数のトレンドが変わる時期でもあります。右の図の青いラインは、刑法犯の件数を月ごとに示したものです。毎年3月になると件数が増加に転じています。
おおよその傾向としては、1年の中で最も犯罪件数が少なくなるのが2月で、翌月の3月から増加に転じて、5月くらいにピークとなります。その後、やや落ち着いてから10月にもう一度ピークを迎えるといった動きを、ほぼ毎年繰り返しています。
このような1年周期の山形の曲線を描く犯罪は、右の図のピンクや緑のラインのように窃盗犯や粗暴犯(暴行、傷害、恐喝など暴力的な犯行)が顕著です。風俗犯((公然わいせつ、賭博など社会の善良な風俗に反する犯行)も同じような動きをしています。
粗暴犯の中では暴行や傷害、窃盗犯の中では忍込み(就寝中の家を狙う泥棒)や居空き(住民は起きているが隙を狙って家に侵入する泥棒)や自転車盗、風俗犯の中では強制わいせつが、このような形のグラフを描いています。
気温が上がってくると花粉が飛び出すように、犯罪者も春に誘われて増えてくるのでしょうか。外出時は周囲に気を配りながら行動することと、在宅時は忍込みや居空きを防ぐためにも、施錠を心掛けるようにしてください。
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰
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