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「安全過信」窓からの侵入が多いことを知っている方は53%

 先週に引き続き、今回も「安全過信」というテーマでお話させていただきます。

 いつあうかわからない泥棒被害。泥棒があなたのご自宅やオフィスに侵入するときに、どこから入ってくるかご存じですか。もちろん、その建物ごとに狙われる箇所は違うわけですが、統計的に見ると窓からの侵入が多くなっています。
 対策の優先順位を考える上でも、これを知っているのと知らないのとでは大違いです。

 前回も引用しましたが、マイボイスコム(株)が調査した防犯意識に関するアンケートから引用してみたいと思います。
 過去5年以内に空き巣や強盗の被害にあったことがある396人に聞いたところ、最も知られていたことは「短時間の外出でも、施錠することが重要である」で61.1%の方が知っているようです。次いで「ピッキングに強い鍵がある」と知っていた方は55.8%、そして「窓からの侵入が多い」と知っていた方は53.0%などとなっています。

 施錠の重要性は、一番知られていたとはいえ、4割の方はそう思っていないようです。警察の統計では、無施錠で侵入された住宅がおよそ4割なのですが、この現実と何か関係があるのでしょうか。

 さて、何かものごとの対策を考える場合に、そのものごとの本当の姿を知るところから始まります。これはリスクマネジメントの基本の考え方です。今回の場合でいえば、窓からの侵入が多いことや、マンションの高層階も油断は禁物であることなどの現実を認識して初めて、その対策が考えられるようになります。その上で、どのような対策が効果的であるかという知識を重ねることで、リスクを小さくすることができるのです。

 犯人側としては、入りやすいところを狙って"仕事"をしているわけで、カギのかかっているところよりもカギのかかっていないところ、ピッキング強いものが付いているところよりは弱いものが付いているところを探しています。

 アンケートで出てきたような、防犯知識を十分に持っていて、かつ、それを実行しているところは、相対的に狙われにくくなってきます。例えば、補助錠の効果を認識していて、地域全体で「補助錠をつけましょう」という活動をしているところがあれば、そうではない隣の地域に狙いを変えるはずです。

 今回の結果を見て、サムターンカバーの存在、オートロックが比較的簡単に通れること、マンションの高層階が狙われることなど、まだまだ知られていないこともあるようです。
  今回のアンケートにはありませんが、網入りガラスを防犯ガラスと思っている方や、耐火金庫に防犯性能はないことを知らない方は、結構多いようです。

 私たち防犯に携わる者は、もっと情報を発信して「防犯知識」を持ってもらうことが必要と感じました。また、皆さんも安全を過信せずに、日ごろから小さなことをコツコツと対策しましょう。

(参考)
・戸建ての侵入手口も無施錠箇所がNo.1 (データから読む)

・ホーム・ピタゴラスシリーズ(防盗金庫)


セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰

被害前の盗難被害に関する知識
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