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8月31日(火)、セコムは東京・原宿の本社で、9月21日(火)から販売を開始する新システム「インテリジェント非常通報システム」の記者説明会を開催しました。このシステムは一般事務所・店舗向けの画像処理、音声処理技術を用いた非常通報システムとしては、日本初(セコム調査)となる画期的な凶悪強盗自動検出システムです。
先の水曜コラム「前年比で増加した強盗を減らすために」でもご紹介したように2009年中の強盗事件の認知件数は4,512件で、2008年中に比べ5.5%増加(警察庁調べ)しています。犯罪強要物別にみると、刃物類を使ったケースが全体の35.8%と最も高く、そのほかにも銃器や刀剣類が使われることもあり、凶悪化していることがうかがえます。
また、オフィスや店舗、金融機関などで発生している強盗事件は、従業員数が少なくなる閉店間際や深夜に起こることが多いなど、さまざまなケースがあります。従来の強盗対策のセキュリティシステムでは、異常に気づいた職員や店員が警察に通報、セキュリティ会社への非常通報ボタンを押すなど、人による操作が必要であり、状況に応じて訓練どおり操作を行うことができず、通報が被害発生後になってしまうケースもありました。そこで、社員・店員・来客者の安全性の確保ができる、より効果的な防犯対策が求められていました。
「インテリジェント非常通報システム」は、セコムが得意とする画像処理技術や音声処理技術を用い、セコムのオンライン・セキュリティシステムなどと接続してご利用いただけます。主な機能としては以下の4つを異常として検知することができます。いずれも操作を必要とせず、強盗の早期自動検知と早期対処を可能にしました。
(1)覆面をかぶっていたり、サングラスやマスクで顔を隠している人物を不審者と検知する「不審者検知」
(2)画像処理技術を用いて、正常な場合であれば一人で近づく重要物に複数人が接近した場合、異常な状況と自動検知する「複数人検知」
(3)音声処理技術を用いて、悲鳴が持つ特有の周波数を解析し自動検知する「悲鳴検知」
(4)行動認識技術を用いて、職員や店員が縛られている状況を自動検知する「緊縛検知」
※本機能については、次回のフェーズで導入予定です。
このシステムは、提供するオフィスや店舗の侵入異常検知や火災監視などをトータルに提供するシステムや、店舗内に異常が発生した場合に遠隔で画像監視を行う双方向遠隔画像監視システムと組み合わせることで、オフィスや貴金属店、コンビニエンスストア、金融機関など、金庫や重要物のある施設に、よりハイグレードなセキュリティを提供できると考えています。
(参考)
日本初!凶悪強盗自動検出システム「インテリジェント非常通報システム」を発売
通報ボタンなどを使わず、強盗犯の挙動で異常事態を早期に自動検出
セコム株式会社
コーポレート広報部
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