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パソコン利用者の5割以上がパスワードを設定していない

 みなさんは、ご自宅のパソコンにカギをかけていますか。カギといっても、玄関についている物理的なカギではなく、パソコンに悪事を働くウイルスなどが入らないようにするセキュリティツールを活用されていらっしゃるかどうか、という意味です。

 パソコンは、今やコモディティ化が進み、誰もが普通に使う道具といったものになってきています。それだけに、購入してきてすぐに、インターネットの世界に接続できるように設定されている場合が少なくありません。しかしながら、セキュリティ対策をしっかりと設定せずにインターネットに接続することは、実はとてもあぶないのです。

 最も簡単なセキュリティ対策といえば、パソコンのログインパスワードの設定かと思われます。独立行政法人情報処理推進機構が昨年11月に発表した「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」よると、「パソコンのログインパスワードを設定している」と答えた方は46.5%とのことです。

 パスワードは、自分以外の人にパソコンを利用されるのを防ぐ効果の他に、インターネット経由でパソコンに侵入し、ハードディスクにあるデータを盗んでいくケースや、そのパソコンを踏み台にしてさらに別のパソコンに攻撃を仕掛けるといったことを防ぐことにも効果があります(参考 :2009.08.12 パソコンがサイバー犯罪に加担している可能性)

 もっとも、簡単なパスワードはすぐに破られてしまいますので、自分が覚えられる範囲の複雑なものがよいと思います。ちなみに、「パスワードは誕生日など推測されやすいものを避けて設定している」という方は49.4%にとどまっているようです。パスワードを設定しないパソコンは、カギをかけない家と同じと言えます。

 また、パソコンの基本ソフト(OS)などでセキュリティパッチがリリースされることがありますが、これを更新していると答えた方は72.3%とのことです。このパッチを更新しないと、パソコンのセキュリティレベルを保つことができず、外部からのウイルスの侵入を許したり、攻撃の対象になったりします。パッチを更新しないパソコンは、ピッキングに弱いシリンダーを使い続けている家と同じと言えます。

 さすがに、セキュリティツールがまったく入っていないパソコンというのは、ごくまれなケースかもしれません。しかし、家のセキュリティレベルが住人の防犯意識で向上するのと同じように、パソコンの利用者がセキュリティを意識し、それを活用することができて初めて安心して使うことができるのです。

 ひと昔前は、パソコンは「ソフトがなければただの箱」と言われましたが、今では「インターネットにつながらなければただの箱」という時代です。ネット社会という荒波の中を生きていくためにも、最低限のセキュリティ対策をしていただきたいと思います。

参考) 2009年度 情報セキュリティの脅威に対する意識調査(情報処理推進機構)

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰

パスワードの設定方法(情報処理推進機構 調べ)

パスワードの設定方法
(情報処理推進機構 調べ)

 

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