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油断するには早い!鳥インフルエンザの脅威

 2009年春ごろから流行した「新型インフルエンザ」は、12月ごろから国内での受診者数が減少傾向にあると報道されています。今のところ弱毒性に留まっていることもあり、「新型インフルエンザはこの程度のものか」という誤った認識ができつつあります。

 しかしWHO(世界保健機関)は一貫して、今回の「新型インフルエンザ」のSeverity(過酷度)は軽度ではなく、中程度であると表明し続けています。今回の「新型インフルエンザ」では、多くの若い人たちの重症例、死亡例が出ていますが、「季節性インフルエンザ」ではこれほど多くの重症者、死亡者は発生しないことなどが、軽度とは言えない理由のひとつです。

 そもそも、世界中で私たちを脅かしているインフルエンザは大きく3つに分類できます。(1)これまで毎年流行を繰り返してきた「季節性インフルエンザ」、(2)いま流行している豚由来の「新型インフルエンザ」(H1N1)、(3)鳥や豚などの間で流行していて、将来ヒト型に変異する可能性のある「鳥インフルエンザ」(H5N1)などです。

 本当に怖いのは「鳥インフルエンザ」(H5N1)の大流行(パンデミック)です。つまり、現在流行している「新型インフルエンザ」(H1N1)はもちろん、いつ発生してもおかしくない強毒性の「鳥インフルエンザ」(H5N1)に備える必要があります。豚由来の「新型インフルエンザ」(H1N1)の流行の陰に隠れてしまい、一般の方の中には「あれ?新型インフルエンザはH1N1で終わりじゃないの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、決してそうではありません。

 世界を見渡してみると、強毒性の「鳥インフルエンザ」が近い将来に大流行する兆しが見られます。WHOが発表した2009年中の「鳥インフルエンザ」(H5N1)のヒトへの感染報告数は72名(うち死亡者数32名)に上り、2003年からの累計で467名(うち死亡者数282名)に達しています。しかも、中には国内の発生状況を政府ですらつかめていない国もあるため、実際にはこの数以上に広まっていると推定されています。

 この事態に注視し、セコムでは本日「鳥インフルエンザ(H5N1)対策情報サイト」を立ち上げ公開しました。強毒性インフルエンザの脅威から、必要な備えと対策、マスクの種類や使い方まで、トータルに対策情報をまとめたお役立ちサイトです のでぜひご覧ください。

(参考)
鳥インフルエンザ(H5N1)対策情報サイト(1月22日公開)

新型インフルエンザ対策パック

コーポレート広報部

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