ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > セコムの強み(7) 自社独自の研究・開発体制
「セコムの強み」シリーズの第7回は、「自社独自の研究・開発体制」です。
このシリーズの第3回「トータルパッケージシステム」の中で、オンラインセキュリティサービスにて使用するお客さまの建物に取り付けるセンサーやコントローラーなどの機器は、自社の研究所と開発センターで開発していることを紹介しました。今回は、「社会システム産業」の実現に必要な、セコムの研究・開発の体制をご説明します。
セコムでは、システム・商品の研究・開発から、製造・営業・セキュリティプランニング・取付工事・監視・緊急対処まで、一貫したサービスを提供することにこだわってきました。特に、研究・開発部門は、草創期から自社体制の構築に取り組んできました。現在、中長期的な視点で自社の基盤技術の研究を行う「セコムIS研究所」、ここ数年のセキュリティシステム・機器の技術開発を行う「セコム開発センター」があります。
セコムIS研究所は、「セキュリティ」「メディカル」「情報セキュリティ」分野の研究を行い、約120名の研究員で構成されています。各分野の専門家が連携し、安全・安心・快適な新しい社会システムを実現するための“設計図”を創り、運用までを考慮した“検証実験”を行っています。
研究所長は、「いざというときに役に立つサービスを生み出すためには、常日頃から関連技術を高めておくことは基本ですが、”生活空間”という一見、空気のように当たり前の世界でありながら、その実、難しく奥深い世界をどこまでも深く理解する観察力、分析力が不可欠です。そこに潜んでいる不安をいち早く研究テーマ化できるかが重要であると、痛感し、実践しています」と述べています。
2008年8月には、“エコデザイングループ”を新設し、深刻化する地球環境問題への取り組みを開始したのはその具体例の一つです。ここではセコムグループに最新、最良の環境技術を適用し続ける先進的研究を行うことを使命としています。
セコム開発センターは、約250名の開発スタッフの陣容で、新しいシステムや商品の企画から、それに必要なシステムを開発する役割を担っています。つまり、社会のニーズを先取りした先進性のあるシステム、独創性のあるシステム、信頼性の高いシステムの開発に取り組んでいます。家庭用から大規模施設向けまでの安全システム、センサー開発、出入管理システム、監視システム、消火システムなど、そして水・医療・健康関連システムに至るまで、社会のニーズに適合したシステムや商品を次々に生み出しています。
開発センター長は「開発をするにあたって大切にしているのは、『この技術を生かして何かできないか』という発想ではなく、『今、あるいは今後、世の中に必要なサービスは何か』という発想です。既存のマーケットではなく、これまでにない新しいサービスを見出し、そのためのシステムや商品をタイミングよく開発し、世の中に送り出すことが、私たちの最大の使命だと思っています」と語っています。
研究開発部門にとって、もうひとつ重要なのが、「何が正しいかという視点は、自分たちにとっての正しさではなく、お客さまにとって正しいか」という観点で、ものづくりをすることです。機器を売っていくらではなく、お客さまに良いサービスを継続し続けることが重要です。ですから、お客さまから見て何が正しいシステムなのだろうか、ということを重点に考え、サービスの質とシステムの質を日々よくしていくことを重要な課題と考えています。
コーポレート広報部
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