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盗られるものはない?日本人の危ない感覚

 前回も話題に出しましたが、泥棒に対して「わが家には盗られるものがないから大丈夫」と言われる方がおられます。本当に皆さんの家には盗られるものはないのでしょうか?

 正式な統計はありませんが、標準的な日本の家庭をあさると、お子さんの貯金箱にあるお年玉や、集金に備えて用意しておいたお金など、一万円くらいは出てきます。この一万円、日本では生活費として使ったとして、一人が一週間暮らすのがやっとかも知れません。はたしてこの一万円、世界的に見ていったいどれくらいの価値を持つものなのでしょうか?

 国際通貨基金(IMF)が発表した2007年のデータを基に一人当たりのGDPを見てみましょう。世界の平均8400ドルに対して、日本は3万4千ドル、すなわち日本は世界平均の4倍強となっています。日本人にとって一万円は、あくまでも一万円で、その価値にしか見えません。しかし、世界の人からは、一万円が、一人当たりのGDP比に応じて、日本人が一万円に感じる価値以上の価値を持つものと見られてもおかしくないのです。ちなみに、同じIMFのデータで見ると、日本の一人当たりのGDPは、韓国の1.7倍、台湾の2.1倍、ロシアの3.8倍、そして中国の13.9倍となっています。

 治安当局の努力にも関わらず、外国人犯罪は依然として高い水準を維持しています。今回の比較はあくまでも一例にしか過ぎませんが、日本人の家をあさると出てくる一万円が、世界的に見て、人々にどれくらいの価値を感じさせるものなのか。犯罪がグローバル化している昨今、ご自身の防犯を考えるにあたって、このような観点は欠かせません。

「わが家には盗られるものがないから大丈夫」 日本人が抱きがちなこの感覚は、グローバルな観点から見ると大いに問題があります。このような考えをお持ちの方は、ぜひそれを改めて、ご自宅の防犯に十分気をつけていただきたいと思います。

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
甘利 康文

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