第203回 【新生活あんしん特集2】窓やベランダの防犯対策
こんにちは。桜前線が日本列島を北上し、春本番の暖かさになりましたね。新社会人のみなさんは、緊張の毎日を過ごしていらっしゃることでしょう。新生活が始まると、良い緊張感に包まれながら、ワクワクしますね。この新年度の機会に「防犯女子」としてもステキな一歩を踏み出しましょう。
2016.04.06更新
前回のコラムでは、新生活をはじめる前に行いたい安全対策をご紹介しました。今回は、自宅の窓やベランダまわりの防犯対策をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
泥棒はどのように侵入してくる?
女性の場合は特に、金品だけでなく、性犯罪などの被害に遭ってしまう危険もあるので、「狙われるような豪華なものはないから大丈夫!」ではなく、"つい、うっかり"のカギのかけ忘れに注意し、窓・ベランダ周りの防犯対策をしっかり行い、侵入されにくい家にしましょう。
窓まわりの防犯対策
簡単にできる防犯対策をできるところから始めましょう。
1:補助錠を使ってダブルロックに
新生活のスタートには、両面テープで窓のサッシに貼るだけの「ワンタッチ・シマリ」が簡単でオススメです。ポンと押すだけでセットできる上に、補助錠が設置されていると、侵入するのに手間がかかるため、狙われにくくなります。貼るときは、サッシの上部に貼ることがポイント。侵入者がこじ開けようとするときに立ちながらの操作になるため、死角になりづらく、周囲に気付かれやすくなるためです。
2:防犯ガラス・防犯フィルムを使用
窓ガラスは防犯ガラスにするのが理想ですが、賃貸住宅や費用的にも検討が難しい場合は、窓に貼る防犯フィルムが便利です。防犯フィルムは、クレセント錠の周辺などの一部ではなく、全体に貼ることがポイントです。
専門会社に頼めるタイプや、気軽に自分で貼れるタイプがあるので、自分のお部屋にあうものをぜひ検討してみてください。
3:窓・ベランダ周りに足場になるものや死角を作らない
アパートやマンションの場合、「1階だけが危ない」と思われがちですが、侵入されににくい環境であるかどうかがポイントです。2階以上でも、足場になるものが近くにあれば、侵入されやすくなりますし、上からベランダをつたって下りてくるいわゆる「下がり蜘蛛」と呼ばれる侵入手口もあります。また、窓やベランダに侵入者の隠れ場所になるような死角がないか?にも注意が必要。ベランダが乱雑になっていたり、観葉植物などで死角になっていれば、高層階であっても、侵入されやすい環境になってしまうので、「高層階だから大丈夫!」と気を抜かず、チェックしましょう。
今回は、窓やベランダまわりの防犯対策をご紹介しましたが、いかがでしたか。まずは、狙われにくくする家づくりをすることが重要です。
また、最近では、賃貸住宅に標準装備されていることもある、緊急時はプロが駆け付けてくれるホームセキュリティも安心です。設置されている場合は、面倒くさがらず、ぜひ簡単操作を覚えるようにしてくださいね。
次回は、玄関まわりの防犯対策を詳しく紹介します。
- 関連するカテゴリーを見る
- 住宅侵入