空き巣に狙われないために。
SNS投稿にも防犯のポイントが?
「留守」を知られると空き巣に狙われる?
警察庁の統計によると、2020年に発生した住宅を対象とした侵入盗の認知件数は、21,030件。
そのうち、約7割にあたる13,906件は、住人の不在を狙った「空き巣」でした。
住まいの安全を守るには、狙われやすい不在時に備えた防犯対策が必要です。
留守を知られたり、家に居ない時間帯など生活パターンを知られたりすることも、狙われる原因になりかねません。 SNSの投稿から不在を把握するなど、投稿内容が悪用されるケースもあります。
■留守を悟らせないための「空き巣対策」
【その1:「家の様子」から留守を悟らせない】
泥棒は、狙いをつけた家の下見をすると言われています。
「侵入しやすい家」と思われないためには、留守の時間帯やライフスタイルを悟られない工夫が大切です。
・帰宅が遅くなるときの空き巣対策
タイマー式の照明を利用して、在宅をアピールしましょう。
・長期不在にするときの空き巣対策
郵便や新聞は留め置きをし、郵便受けをいっぱいにしないよう気をつけましょう。
【その2:「SNSの投稿内容」から留守を悟らせない】
SNSに投稿した情報から、ライフスタイルや不在を悟られる可能性があります。
SNSを投稿するときは、次の3つを意識してください。
(1)時間を空けて投稿
「今●●に来ています!」「●日まで出張です」といったリアルタイムの投稿は、家人の不在を宣伝するようなもの。 SNSに投稿するなら、現在進行形の話ではなく、時間が経ったあとの話にしましょう。
「昨日、」「この前、」といった言葉をつけ、「過去」をアピールするとより効果的です。
(2)位置情報を掲載しない
リアルタイムの投稿ではないとしても、位置情報を入れたSNS投稿はリスクが高いと言えます。
行動範囲や生活サイクルを悟られる可能性があるので、位置情報の公開は控えたほうが安心です。
SNSに投稿する写真にGPS情報を残さないよう、カメラのGPS設定もオフにしておきましょう。
(3)SNSの公開範囲を限定する
情報公開の範囲を「全員」にしていると、まったく知らない人にも情報が公開されてしまいます。
たとえ投稿内容に注意していても、複数の投稿からアカウント主の行動パターンが割り出されてしまうことも。
悪意ある第三者が見ている可能性もあることを考えれば、SNSの公開範囲は信頼できる人に限定したほうが安心。友だち申請の承認も慎重に行ってください。
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■侵入を許さないための「空き巣対策」
空き巣対策の基本は「施錠」です。
泥棒は下見をします。施錠習慣がないことを見られているかもしれません。
狙いを定めた泥棒にとって、無施錠ではあまりに無防備です。
泥棒が室内を物色する時間は、5分以内と言われています。
すぐ近所のコンビニに行く、ゴミ出しに行く、といったわずかな時間でも、空き巣に入られる可能性があるということです。
ほんの数分の留守でも、外に出るときは必ず施錠することをお忘れなく。
ワンドアツーロックで2つ鍵が付いた玄関ドアなら、面倒がらず両方施錠しましょう。
侵入に時間がかかれば、それだけで侵入をあきらめる可能性が高いからです。
ベランダの窓、お風呂場などの小さな窓も、忘れずに施錠してからお出かけください。
オートロック付きの集合住宅でも、施錠の徹底は大切です。
住人がオートロックを解除した際に一緒に専有部に入り込む「共連れ」という手段もあります。
オートロックの物件では施錠がおろそかになることを泥棒も知っているので、油断しないでください。
空き巣被害にあわないために、「留守を悟られない」「侵入を許さない」という2つの防犯対策を徹底してください。
毎日この対策を続けて、「空き巣に狙われにくい家」を目指しましょう。
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