行楽シーズンに注意!わずかな時間でも狙われる「車上荒らし対策」

▼無施錠では、わずか1〜2分でも狙われる「車上荒らし」
行楽シーズンは、多くの人が車を利用する時期です。
観光地の駐車場やサービスエリア(SA)は、車上荒らしの被害が起きやすい環境でもあります。
無施錠の場合は、わずか1~2分ほど車を離れたすきに被害に遭うケースも少なくありません。
電子キー(スマートキー)の車は、エンジンがかかっていると外からロックがかからない車種もあり、無施錠のまま車を離れることになるため非常に危険です。必ずエンジンを切って、電子キーで施錠をしてから離れるようにしましょう。
また「換気のために少しだけ窓を開けておく」というのも避けたいもの。
わずかな隙間からロックを解除されたり、工具などを差し込まれ解錠されたりする恐れがあります。
▼車上荒らしに狙われないために
リレーアタック(※1)やCANインベーダー(※2)など、車を不正に解錠する手口も報告されています。
「ロックしているから大丈夫」とは言い切れません。
重要なのは、狙われにくくすることです。
まずは、車内に貴重品やバッグを置いたままにしないこと。
外から見える位置に荷物があると、それだけでターゲットになりやすくなります。
また駐車する場所にも注意が必要です。
観光地やサービスエリアの広い駐車スペース内でも、なるべく人の目が届きやすい場所を選ぶことが大切。
防犯カメラの近くなども効果的です。
反対に、駐車場の端や物陰など、人目につきにくい場所は避けましょう。
※1:スマートキーの微弱な電波を特殊な機器で中継・増幅し、あたかもキーが車のそばにあるかのように見せかけてドアの解錠やエンジン始動を行う不正な手口
※2:車両のコンピューターネットワークに直接アクセスする手口
▼走行中も油断禁物!渋滞時を狙った犯行も
渋滞や信号待ちで停車しているときに、助手席や後部座席のドアを開け、車内のバッグを奪うという手口があります。車上荒らしは、駐車中だけでなく走行中も例外ではありません。
走行中もドアロックを忘れないようにしましょう。
走りはじめると「自動」でロックがかかる車も普及してきました。
また、侵入や異常を検知して警報を発する機能などが備わっている車もあります。
ご自身の車にどのようなセキュリティ機能が備わっているのか確認しておきましょう。
行楽シーズンは、楽しい時間に意識が向き、防犯への意識が薄れがちになります。
車上荒らしはその「わずかな油断」を見逃しません。
基本的な対策を徹底し、愛車の安全を守りましょう。
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<監修>
濱田宏彰
セコム株式会社IS研究所リスクインテリジェンスグループ チーフ研究員
シニアリスクコンサルタント/防犯設備士/防災士/日本市民安全学会常任理事


侵入窃盗を中心にあらゆる犯罪情勢の調査研究を継続。各方面に対しセキュリティコンサルティングを実施。犯罪傾向・統計情報を基にリスクマネジメントの観点から、「安全・安心」な暮らしのためのセキュリティについて研究する日々。
地域の自主防災会では常任委員を務め、日々の防災活動にも注力。
また書籍『セコムが教える防犯プロのアドバイス』『タイプ別にみる働く女性の防犯対策 ライフスタイルWoman360°』などの執筆・監修に携わる。
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