ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 痴漢や盗撮被害の経験がある人は全体の6割
先日発表された警視庁の調査によると、過去に痴漢や盗撮被害に遭ったことがあると答えた人は、6割に上るそうです。
都内在住の10代から30代の女性1000人にアンケート調査を行ったところ、「何度かある」と答えたのは414人、「一度だけある」と答えたのは186人で、被害経験がある人は600人となっています。残りの400人のうち、「ない」と答えた人が300人、「わからない」と答えた人が100人という結果でした。
被害に遭ったときに、犯人や周りの人に向かって声を出すことができた人は10.8%しかおらず、声を出すことができなかったという人が最も多く55.7%、次いで、声を出そうとは考えなかったという人が21.5%となっています。多くの人が怖くて、あるいは驚いてしまって声が出せなかったようです。
警視庁の別の調査では、痴漢の発生場所では、電車が半数を超えており、駅構内を合わせると全体の72%が電車や駅で発生しています。先の調査に戻りますが、電車内で被害に遭ったときの場所についての結果を示したものが図になります。「ドアの付近」と「ドア付近の通路」を合わせると6割の人がドアの近くで被害に遭っていることになります。
朝のラッシュなどでは、なかなか車内の奥まで進むことが難しい場合もありますが、被害に遭わないようにするためには、極力ドア付近は避けた方が良さそうです。また、女性専用車両が連結されている場合は、そちらを利用したり、万が一の場合に備え、防犯ブザーをバッグに着けておいたりするなどの対策も有効です。最近では、スマホ向けの痴漢対策アプリも様々なものが登場してきています。警視庁をはじめ、福岡県警でも配信が始まっています。
【参考情報】
・セコムが発信する女性の防犯対策情報サイト「女性のためのあんしんライフnavi」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
電車内で痴漢や盗撮被害に遭ったとき、車内のどこにいましたか
(警視庁の調査結果をもとに作成)
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