ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > それを電子マネーにするメリット
少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。本年も「安心豆知識」をよろしくお願いいたします。
年の始めに、初詣のお参りに行かれた方も多いかと思います。神社仏閣の中には、昨今の電子マネーの普及にともなって、お参りの際のお賽銭を、電子マネーで投じることができるところも現れてきています。一方、「電子マネーのお賽銭」は、「ちょっと」と感じる方もまだ多いのではないかと思います。
神社におけるお賽銭は、初穂料であり、その年の最初の実り、特に稲穂を、その土地の神様にお供えする習慣から始まったものです。時代が経るに従って、直接の「実り」を得る職にはついていない参拝者が増え、実りをお供えする代わりとして、お金を捧げるようになったのです。
大昔、「その年の実り」をお供えする代わりに、お金をお賽銭として投じるようになった際にも、「ちょっと」と感じる向きは多かったのではないかと思います。
現金の形のお賽銭は、集めたり、数えたりする手間がかかるだけでなく、運んだり保管したりするのにも相応のコストがかかります。また、紛失したり、盗難にあったりなどのリスクも無視できません。お賽銭が電子マネーとなり、キャッシュレス化することは、神社仏閣にとって、これらのコストやリスクが減るという意味でメリットが大きいのです。
日本はまだまだ現金社会だと言われます。一方、お参りで捧げる「その年の実り」がお金に変わったように、日本においてもやがて社会コストを下げる方向で、多くの決済手段がキャッシュレス化していくのは間違いありません。人々の意識が変わっていくということです。神社仏閣のお賽銭箱がある場所に、電子マネーリーダーが出現したことが、それを象徴的に物語っているのではないかと思います。
本コラムでは、今年もいろいろな「安心豆知識」を提供していきたいと思います。本年も、どうぞよろしくお願いします。
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