ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 刑法犯はピーク時に比べ3分の1になったが
先日発表になった警察庁の統計によると、2016年11月までの刑法犯件数は91万8,212件となっています。このペースでいくと、年間刑法犯件数は100万件を切ることとなりそうです。2002年の285万件と比べると、おおよそ3分の1に減ったことになります。
また、同じく11月までの住宅侵入盗の件数は3万6,017件となり、2016年通期では4万件下回ることとなりそうです。住宅侵入盗のピークは2003年の19万件でしたが、それと比べると5分の1程度に減ったことになります。
そのほかの犯罪についても、2002年前後のピーク時との件数比較を行ってみると、ひったくりは15分の1、すりは7分の1、自転車盗は2分の1、自動車盗は5分の1などとなっています。多くの犯罪で件数の減少がみられ、治安は良くなっているはずなのです。
一方で、検挙率を見ると、刑法犯の場合、この11月までで34.2%となっており、3件に2件が未解決ということになります。一方、住宅侵入盗は59.3%なので、5件に2件が未解決となります。このように、解決していない犯罪が存在するということを示されると、不安な感じがします。
犯罪の発生をゼロにすることは非常に難しいことです。しかし、ゼロに近づけたり、万が一の場合にすぐに対応したりすることで、不安は小さくなるはずです。例えば、ご自宅の防犯でいえば、侵入されないような対策を行うことで、被害に遭う確率を下げることができます。年末年始に外出する機会も増えると思いますが、施錠励行をしていただき、犯罪発生の確率をできる限り下げるようにしていただきたいと思います。
【参考情報】
・窓ガラスを破らせない対策「SECOMあんしんフィルム」(防犯フィルム)
・万が一の侵入に早急な対応「セコム・ホームセキュリティ」
・万が一の侵入でも盗まれない対策「ホーム・ピタゴラス」(防盗金庫)
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
犯罪件数の減少割合
(警察庁統計より作成、刑法犯とひったくりは2002年、住宅侵入盗と自動車盗は2003年、すりは2001年との比較)
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