ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 2階からの侵入に備えよう
先週、2階のベランダから侵入し、家族3人が殺傷されるという事件がありました。はしごをベランダにかけて、無施錠の窓から侵入したとのことです。
戸建住宅の侵入に関しては、ほとんどが1階からとなっています。かつて警視庁がまとめた調査によると、1階からの侵入が91%とのことです。また、明治大学の山本俊哉教授が調べたものでも93.4%となっています。このように、2階からの侵入は稀なことであるのは事実です。
皆さんの中にも、2階の窓の施錠をしていないという方がいらっしゃるのではないでしょうか。先の数字をみると、「2階から入られることはなさそうだ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、全く起こっていないことではないのです。
2階へのアプローチとして、外階段があるとか、ベランダに手が届きそうなところに雨どいがあるとか、ちょうどいいところに足場になりそうな給湯器やエアコンの室外機があるとかということはないでしょうか。さらに、ベランダ側の見通しがやや悪いといった条件が揃うと、2階から侵入しようと考える泥棒も出てきます。
さらに、庭の手入れのために脚立をお持ちの方もいらっしゃると思います。その脚立はどのように保管されているでしょうか。庭の片隅に放置していませんか。その脚立を使って、今回の事件のように、ベランダへの足掛かりとして使われることもあります。勝手に移動して悪用されないためにも、家の中や施錠できる倉庫に収納することをおすすめします。また、チェーン錠で柱などにくくりつけておくだけでも、対策としては有効です。
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
柱にチェーン錠(赤枠)で
くくりつけた脚立の例
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