ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 合かぎによる侵入手口が急増中
以前は、住宅侵入盗の手口といえば、ガラス破りによる侵入が主流でしたが、最近は無施錠箇所からの侵入に変わっています。
警察庁の統計によると、戸建住宅では2009年に、4階建て以上の集合住宅では2008年に、3階建て以下の集合住宅では2011年に、1位が"無施錠"、2位が"ガラス破り"となっています。
しかし、一昨年あたりから2位を猛追する3位の"合かぎ"による侵入が目立ってきています。
図は、"無施錠"と"合かぎ"の割合の推移を示しています。特に、4階建て以上の集合住宅については、"無施錠"が2年連続して割合を落としている一方で、"合かぎ"が伸びてきており、2位の"ガラス破り"との差が縮まってきています。
これまで、両者の差は10ポイントほどありましたが、2015年は"合かぎ"は15.4%、"ガラス破り"は19.2%となり、その差は3.8ポイントまでになっています。3階建て以下の集合住宅についても、わずかではありますが"合かぎ"が増えているようにも見えます。
春は引越しが増えるシーズンですが、入居前にカギの管理についてしっかりと確認してください。前の住人がスペアキーを持っているかもしれません。
上記の推移状況を鑑みると、入居前にカギの交換をすることは必須条件といえそうです。また、新築の場合でも、渡されたカギの本数が規定通りであるか、必ず確認していただきたいと思います。
【参考情報】
・データから読む「無施錠箇所からの侵入の増加止まらず!」(2014年の侵入手口の状況)
・データから読む「無施錠箇所からの侵入割合は平均45%に」(2011年の侵入手口の状況)
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
住宅形態別の侵入手口の割合
の推移(上:無施錠箇所からの
侵入、下:合かぎによる侵入)
(警察庁の統計をもとに作成)
子どもの安全ブログ | おとなの安心倶楽部 |
女性のためのあんしんライフnavi |