ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > その基本ソフトを使い続けるリスク
世界で一番使われていたパソコン基本ソフトのサポート終了から、1年半以上が経過しています。しかし現時点でも、相当数のパソコンで「十分に使えるのに、なぜ変えなければならないのか」という声とともに、この基本ソフトを使い続けているという話を耳にします。
情報セキュリティ関連の行政関連団体や、情報システムの業界も、この基本ソフトを使い続けることの危険性について、再三にわたって注意喚起し、マスコミなどでも取り上げられています。
そのため、組織がその基本ソフトを使い続け、情報漏えいや他者の情報システムを攻撃する際の踏み台にされるなどの事態が起きた場合、組織の不祥事として扱われる可能性が大きくなります。
また、金融機関では、この基本ソフトを、ネットバンキングの対象外としています。この状況でネットバンキングを使えるようにすることは、顧客資産を不正送金などのリスクにさらす行為そのものだからです。
サポートが終了した基本ソフトを使い続けることは、世の中に合鍵が行き渡っていることを知りながら、なおそれで開けられる鍵を使い続けるようなものであり、非常に危ない状況であることは明らかです。
今まで「情報攻撃にやられたことはない」と思う方もおられるかと思いますが、それはもしかすると「やられているのに気づかない」だけなのかもしれません。
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