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防犯カメラ大国の英国

 近年、街頭の防犯カメラが、事件解決の突破口になったというケースが見受けられます。強盗や誘拐、放火、窃盗などでの事例は報道番組などでよく見られます。防犯カメラの設置台数が増えていることが関係しているものと考えられますが、日本以上に設置台数が多いのが英国です。
 前回、筆者の英国旅行での話を書かせていただきましたが、今回は、英国の防犯カメラについて書いてみたいと思います。

英国の防犯カメラは500万台以上
 英国内には、防犯カメラが大量に設置されており、2012年の日本経済新聞の記事によると、450万台設置されているとのことです。ロンドンに1日出かけると300回撮影されると言われます。現在では、さらに増備され、500万台から600万台といったところかと考えられます。
 街頭や駅構内はいたるところに設置されており、地下鉄では電光表示板の近くに埋め込まれていたり、バスの先頭部分にドームカメラが設置されていたりします。今回は乗りませんでしたが、タクシーの車内にもありました。

映像の保存期間も定められている
 カメラの近くには、注意書きがあり、「カメラ監視中」「お客さまの安全のために」などと表記されています。日本でもそうですが、何かあった時の証拠映像などとして使われているようです。
 地下鉄やバスを運行するロンドン交通局のWebサイトには、映像の保存期間が示されています。地下鉄の車内のカメラ映像は72時間、ロンドンバスのバス停のカメラ映像は30日、地下鉄の駅のカメラ映像は14日などとなっています。同じ駅でも、ヴィクトリアコーチ駅だけは28日となっているようです。おそらく、事件の発生可能性などを加味して決められているものと考えられます。

進化し続ける防犯カメラ
 英国滞在中は防犯カメラを見ない時はなく、右を向いても左を向いても防犯カメラが目に入る状態でした。とはいっても、景観に溶け込む感じで設置されている場合が多く、防犯に関心のある筆者のような人間でない限り、ほとんど気にならないと思います。
 セキュリティ機器の多くは、普段は邪魔者扱いされることが多く、一方で、何かあった時は効果を発揮してくれることが求められます。ロンドンの防犯カメラは、それを地で行っている感じがしました。
 かつては、現場の証拠といえば"写真"でしたが、いつのまにか"映像"に代替わりしてしまいました。また、映像そのものもアナログからデジタルへと変わり、顔やナンバープレートが確認できるようになってきました。今後も進化は続くと思われ、5年後、10年後の防犯カメラは、今の物とは全く異なるものになっているのかもしれません。

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

ストーンヘンジのビジターセンターに設置された防犯カメラ

ストーンヘンジのビジターセンター
に設置された防犯カメラ



ロンドンバスの二階先頭付近に設置された防犯カメラ(電光表示板の上に)

ロンドンバスの二階先頭付近に設置された
防犯カメラ(電光表示板の上に)



ビッグベン前の交差点を監視する防犯カメラ(左下の街灯の上と下に)

ビッグベン前の交差点を監視する防犯カメラ
(左下の街灯の上と下に)

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