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東京ドーム、何個分?〜直感でイメージできる伝え方〜

・「東京ドーム」という地面の大きさを表す「単位」
 小笠原諸島の西で海底火山の活動が活発化、そこにできた火山島の陸地面積が拡大しています。その面積は約2.55平方キロメートル、「東京ドーム52個分」の大きさを超え、現在も拡がっているとのことです。

 このように、地面の大きさを言い表すときに「東京ドーム○個分」などと言われることがあります。誰がこの言い方を始めたのかは不明ですが、特にテレビのニュースなどで、今も良く使われている表現なので、記憶に残っている方も多いことでしょう。

 さて、皆さんは「東京ドーム1個分」と言われてピンと来るでしょうか。この表現では、そもそも基本となる大きさが何なのか分かりません。東京ドームという野球場のグランドの大きさなのか、東京ドームという建物の建築面積なのか、はたまた東京ドームが建っている敷地の大きさなのかが分からないということです。

 実際には、建築面積、約4.7ヘクタールをもって「東京ドーム1個分」と言うようですが、やはりこの実物を近くから見たことがない人間にとっては「東京ドーム○個分」という表現から、その大きさをイメージするのは難しいのではないかと思います。

・面積を表す数値から「地面の大きさ」をイメージするのは難しい
 日常生活において、「地面の面積の大きさ」を表す数値と、その実際の地面とをつき合わせる機会は、必ずしも多くはありません。そのため、例えば4.7ヘクタールといった「面積を示す数値」から、実際の「地面の大きさ」をイメージできる人間は多くありません。そのため、一般の人が「地面の大きさ」を少しでもイメージしやすいように、「東京ドーム○個分」という表現(コードの仕方)が考え出されたのでしょう。

・「地面の大きさ」に関係するイメージしやすい数値に何があるか?
「地面の大きさ」に関係する情報で、一般の人であっても「直感的にイメージしやすい数値」の一つに「距離(長さ)」があります。日常生活のうえで「地面の拡がり(面積)」を直接的に数値で表す機会があまりないのに対し、数値で表された「ある場所とある場所の間の距離」を実感する機会は多くあります。「駅まで約1km」や「200m先の交差点」といったような表現がいたるところにあり、その距離を実際に移動し、実感する機会に事欠かないということです。

 これが理由で、多くの人は「地面の上の距離を表す数値」に関して「実感を伴った具体的な直感イメージ」を持っています。また、このイメージは、机上で勉強した知識という枠を超え、繰り返しの実体験をベースとして成り立っているため、大きなブレがありません。

 そのため、「地面の大きさ」を分かりやすく表現する(コードする)ためには、この「地面の上の距離を表す数値」を使うのが効果的だと考えられます。具体的には「一辺が○メートルの正方形の土地の面積」といった形にコードすることです。

 たとえば東京ドーム1個分、4.7ヘクタールがイメージしにくい場合でも、「一辺が220mほどの正方形の土地の面積」と言われると、とたんに具体的な大きさがイメージしやすくなります。この言い方(コードの方法)で、冒頭にあげた「新島」の大きさを表現すると「一辺が1.6kmほどの正方形の地面の大きさ」となります。「約2.55平方キロメートル」や「東京ドーム52個分」という表現よりも、はるかに実際の大きさをイメージしやすいのではないかと思います。

・人々の安心のためにはイメージしやすい形で伝えることが大切
 今回は、地面の大きさを例に、人々がイメージしやすい形で表現する方法を考えてきました。この簡単な例からも、多くの人々が直感的にイメージしやすい形で伝えることの難しさと重要性がご理解いただけるものと思います。

 セキュリティサービスでは、「人々の平穏な日々を守る」ために、さまざまな活動が行われています。一方、これら活動を人知れず行っているだけでは、人々に安心を感じてもらうことはなかなかできません。日々、愚直におこなっている「平穏な日々を守る活動」から、直感的に安心を感じてもらうためには、その守りのプロセスを分かりやすく、イメージしやすい形で表現(コード)しなければなりません。セコムのセキュリティスタッフがとる行動の、一挙手一投足は、これを考慮にいれて設計され、実施されているものなのです。

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