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無施錠箇所からの侵入の増加止まらず!

 まもなくゴールデンウィーク。旅行などを計画されている方も多いかと思います。そんな留守を狙っている泥棒もいます。
 警察庁のまとめによると、2014年に発生した侵入盗のうち、住宅を狙った率は56.1%となっています。この10年の中では、最も小さい数字となっています。ちなみに、最も高い割合だったのは、2008年の61.0%です。これに比べると、やや減少していますが、依然として半数を超えていることは事実です。お出かけになる際は、戸締りをしっかりとして行ってください。

ガラス破りを上回る無施錠箇所侵入
 住宅を狙った侵入手口と言えば、かつては、ガラス破りやピッキングと言われていました。ところが、このような手間のかかる面倒な手口は徐々に減少し、ついにピッキングはほとんど聞かなくなってしまいました。その一方で幅を利かせてきているのが無施錠箇所からの侵入です。
 警察庁がまとめた、2014年に発生した住宅侵入盗の状況を示したものが右の図です。これをみると、戸建ても集合住宅も、住宅の形態に関係なく、無施錠箇所からの侵入がトップとなっています。

むかしピッキング、いま無施錠
 この10年の住宅への侵入手口の変化をみると、無施錠箇所からの侵入の割合がより大きく変化しているのは、4階建て以上の集合住宅です。
 右の図のように、2014年は43.0%ですが、2004年の数値をみると17.3%となっています。実に25ポイント以上も変化しています。参考までに、3階建て以下の集合住宅では20.7ポイントの変化、戸建て住宅では10.9ポイントの変化となっており、4階建て以上の集合住宅の変化が際立っています。
 4階建て以上の集合住宅については、2005年まではピッキングやサムターン回しなどがトップで、翌2006年にはガラス破りにトップを明け渡します。その後、2008年に"無施錠"が1位になり、いまに至っています。

外出時も在宅時も戸締りを
 この数年、ガラス破りの割合が減少し、無施錠の割合が増加するという傾向が続いていましたが、今回もこの傾向は変わっていません。外出時には家じゅうの施錠を確認してから出かけるという癖をつけていただければと思います。
 また、無施錠による侵入が多いのは、住人が家にいる時に侵入する、忍び込みと居空きです。東京都の例になりますが、無施錠箇所からの侵入の割合は8〜9割という状況になっています。
 これから暑くなり、風通しをよくする意味でも、窓や扉を開ける場面もあると思います。しかし、目に見える範囲であればよいのですが、目の行き届かない場所を開けたままにするのは、泥棒を呼んでいるも同然なのです。

【参考情報】
データから読む「住宅を狙ったドロボウはどこをどうやって入る?」

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

2014年の住宅形態別の侵入手口(警察庁)

2014年の住宅形態別の
侵入手口(警察庁)

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