ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > あの国の犯罪率は日本の何倍?
この週末からゴールデンウィークがスタートします。今年は、祝日の配列の関係で、長期の連休とはなりませんでしたが、休暇を組み合わせて旅行に出かけるという方もいらっしゃると思います。
最近は、ちょっと円安となっていますので、海外に向かわれる方には逆風かもしれませんが、景気が上向いている面もあり、出国者は増えるのかもしれません。国内旅行を計画されている方も含め、外出時にはご自宅の戸締りをしっかりとしていただきたいと思います。
旅行の前に外務省のサイトを
海外旅行を計画されている方は、その国の治安にも気を配ってください。短期の旅行なので、気にせずに出かける方もいらっしゃるかもしれませんが、ガイドブックなどを参考に、しっかりと準備していただきたいと思います。
外務省の「海外安全ホームページ」にある、各国の日本大使館がまとめている「安全の手引き」をみると、犯罪件数が載っていることがあります。また、国によっては単位人口当たりの犯罪率としてまとめられている場合もあります。日本の人口10万人当たりの犯罪件数をみると、殺人が0.8、強盗が2.9、強姦が1.0、暴行が22、窃盗が815などとなります。この数字をベースに、各国の数字が何倍であるかを見てみましょう。
日本の犯罪率と比較すると
日本人が多く訪れるハワイの場合は、殺人が2.3倍、強盗が25.3倍、強姦が27.7倍となっています。グァムの場合はどうでしょうか。殺人が2.4倍、強盗が11.5倍、強姦が25.1倍となります。リゾート地なので、比較的治安が良いとされていますが、やはり日本と比べると、気を付けなければなりません。
ちなみに、アメリカ本土でみると、いずれもこれよりも高い数字となっています。アメリカは地域ごとの数字も載っています。例えば、ワシントンD.C.の場合、殺人が17.4倍、強盗が203.1倍、傷害が24.6倍、強姦が37.3倍となっています。アメリカの首都においても、犯罪が多発していることがわかります。
南半球ではどうでしょうか。オーストラリアの場合、殺人が1.1倍、強盗が20倍、強姦が80倍となっています。また、ニュージーランドの場合、殺人が1.2倍、強盗が16.2倍、強姦が76.4倍となっています。ニュージーランドは治安が良い国とされていますが、犯罪の種類によっては、高い値のものもあります。
犯罪者に目を付けられないように
今回は、各国の日本大使館が発表している犯罪率という観点から、治安の状況を見てみました。多くの日本大使館が注意喚起していることとして、目立たないこと、用心を怠らないこと、と書かれています。高価なものを身に着けたり、持ち歩いたりして、目立たないようにしましょう。
また、治安のよい日本とは違うということを認識して、注意を怠らないようにしましょう。どこの国か忘れてしまいましたが、1分に1秒でもいいから、周りに注意し、かばんやポケットに異変がないか気を配るように書かれていました。みなさんが旅行を計画されている国や地域について、外務省の「海外安全ホームページ」を一度目を通していただきたいと思います。
治安の比較としては、アメリカの経済・平和研究所がまとめた「世界平和度指数2013」も参考になると思います。日本は世界で6番目に治安のよい国とされています。2012年のランキングより1つ下がってしまいました。このランキングは、近隣国との関係も重要な要素となっており、この影響が現れたのかもしれません。
【関連情報 pick up!】
・海外安全ホームページ(外務省)
・データから読む「主要国の窃盗発生率は日本の3倍から4倍」
・データから読む「年間74万個のスーツケースが行方不明に」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
人口10万人当たりの殺人件数
(外務省「海外安全ホームページ」
をもとに作成)
子どもの安全ブログ | おとなの安心倶楽部 |
女性のためのあんしんライフnavi |