ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 訪問看護では日本最大規模のモバイルネットワークの構築
訪問看護師に300台のモバイルICT端末を配布・使用開始
セコムグループ企業であるセコム医療システム(株)は、現在、全国32カ所に訪問看護ステーションがあり、民間では日本で最大規模となっております。3月1日からそこに在籍する訪問看護師約300人に、1人1台タブレット型のモバイルICT端末を配布し、使用開始しました。
訪問看護サービスのご利用者の情報やこれまでの看護記録の即時参照、訪問看護記録の即時入力などができるモバイルICT端末を訪問看護師が持つことで、訪問看護の質の向上と一層の業務効率化を図ることができます。
これは、訪問看護の本格的なICT化(Information and Communication Technology)としては日本最大規模の取り組みとなります。
厚生労働省の発表によると、2025年には75歳以上の後期高齢者が2000万人を突破し、なかでも都市部では急増することが予測されています。そのため、同省では介護・医療・住まい・生活支援・介護予防が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を目指しています。
このたび、セコム医療システムが構築する訪問看護モバイルネットワークは、セコムのセキュアデータセンターで医療情報を安全に一元管理するだけでなく、必要に応じて主治医やケアマネージャー、地域の医療機関・介護事業会社との連携を見据えたものとなっています。そのため、訪問看護師は訪問看護サービスのご利用者宅から関係機関とリアルタイムで動画像のやりとりを行うこともできます。
セコム医療システム(株)は、世に先駆けて1991年から訪問看護事業に取り組んできました。今回のモバイルICT端末の配布・使用は、これまでに培ってきた訪問看護のノウハウとセキュリティや情報通信事業で培ってきた情報通信技術、自社のデータセンターセキュアデータセンターの運営ノウハウなど、セコムグループの強みを活かして実現したものです。
■ モバイルICT端末導入のメリット
(1)リアルタイムな情報共有と医療連携
(2)独自のデータセンターの活用で安心のセキュリティ
(3)遠隔医療インフラとしての拡張性
(4)モバイル化による看護の質の向上と業務効率化
訪問看護の質の向上
入力負荷の軽減による業務効率化
教育ツールとしての効用
なお、今回使用するモバイルICT端末に導入するシステムは、セコム医療システム(株)の訪問看護師の要望が取り入れられた富士通(株)「HOPE WINCARE-ES V2 訪問看護スマートデバイスオプション」をベースに利用しています。
<参考資料>
■セコム訪問看護サービス
1991年、民間では初めてとなる在宅医療サービスの中で訪問看護サービスの提供を開始。現在は、在宅療養される患者さんのご自宅にセコムの訪問看護ステーションから看護師が伺い、療養生活のお手伝いをします。主治医の指示のもと、胃ろうなどの管の管理や生活指導などのサービスを提供しています。
現在、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県に計32カ所の訪問看護ステーションがあり、約300名の訪問看護師がサービス提供に努めています。
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