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2010年 日本初の立体顔画像を使い歩行中でも顔認証する「ウォークスルー顔認証システム」を開発
近年、個人情報の漏えいが頻発していることから、生体認証に対するニーズが高まっています。
生体認証とは、指紋・声紋・虹彩・静脈・顔など人間の身体的特徴を読み取り、登録してある画像と照合して本人か否かを識別する技術です。
セコムでは生体認証が一般にはなじみのない頃から研究を開始し、1988年に日本初の指紋照合システム「セサモ-ID」を商品化しました。
以来、生体認証システム、とりわけ顔認証システムの研究を積み重ねてきました。顔認証の問題点は認証の際に専用のカメラに向かって顔の正面を向けるか静止する必要があることでした。
そこで、セコムIS研究所では特別な動作を必要とせず、自然に歩いている状態でも顔認証ができるシステムの研究に取り組んできました。
そして2010年、「セサモ-ID」「セコムAX」「セキュリフェースインターホン」などで培った技術を土台に、より高度な画像処理技術を駆使して、「ウォークスルー顔認証システム」の開発に成功しました。
その特長は次の通りです。
●顔画像を立体復元して登録
事前に登録された1枚の顔写真から立体的な顔の形状を推定することによって、これまでの顔認証システムでは難しかった体や顔の向きの変化に対応することができます。
●歩きながらでも認証が可能
カメラの前で停止することなく、歩きながらでも認証することができます。
●大量通行にも対応
現在、毎分60人の歩行者を認証できるレベルに達しています。そのため、出退勤時間など、人が集中する場所でも通行量を制限せずに認証することができます。
顔認証システムは、生体認証の中でもハンズフリーで操作性がよいという特長があり、出入管理システム、防犯システムとして高い効果が期待できます。
これからも高まるセキュリティのニーズに対し、より使いやすく、信頼性の高いシステムの研究開発、商品化に取り組んでまいります。
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