2000年12月、セコムトラストネット�梶i現・セコムトラストシステムズ�梶jが「セキュアデータセンター」を開設しました。

　インターネットの普及に伴ってコンピューターウイルスや不正侵入、データ破壊、個人情報や機密情報の流出などのリスクが増大していること、また電子商取引の拡大に伴ってコンテンツを提供する側にも安全を確保した運営が求められるようになってきたことから、データセンター事業に参入することにしたものです。

「セキュアデータセンター」の特長は、セコムの持つフィジカル（物理的）セキュリティのノウハウと、サイバーセキュリティ、ネットワークの技術・運用ノウハウを結集したデータセンターであることです。

　このデータセンターでは、厳重な出入管理システムを導入し、入館時には常駐警備員がIDカードをチェック。そしてＸ線検査器と金属探知器による手荷物検査が行われ、さらに不正な侵入である"共連れ"を防止するローターゲートも採用。また、館内の至る所に監視カメラが設置され、退館時は磁気テープなどの持ち出しを防ぐ検知ゲートをくぐらなければなりません。

　また、お客様のサーバーはセコムのオリジナルラックに厳重に保管され、電磁波を遮断するシェルターまで設けられています。

　サイバーセキュリティについては、館内にあるネットワーク監視センターが24時間365日、不正アクセスやウイルスを監視したり、ホームページを運営している組織が実在することを証明するなど、ハッカーの侵入やウイルス感染、なりすましなどの犯罪を未然に防いでいます。

　もちろん建物は耐震構造で、二重化された電源系統、無停電電源設備や自家発電機を備えるなど、突発的な事態にも対応できるように万全を期しています。このように、国内最高水準のセキュリティと堅牢（けんろう）な設備で、インターネット接続サービスやホームページを預かるサービスなどを提供して、高い評価を得ています。

　なお、2010年8月にも「セキュアデータセンター」新館を開設。このセンターは従来機能に加えて、大規模災害に備えるBCP（事業継続計画）センターとしての機能を持ち、環境に配慮した設備を導入しています。このため、東日本大震災以降、BCP対策や停電対策に取り組む企業からの利用申し込みが急増しています。

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セコム株式会社
コーポレート広報部