セコムでは2004年９月から「セコムＡＥＤパッケージサービス」を販売開始。これまで約７万7000台のお客さまにご利用いただき、貢献事例は約770件を超え、多くの尊い命を救うことができました（2013年３月31日現在）。

　ＡＥＤ（自動体外式除細動器）は、心臓が痙攣（けいれん）して血液が送り出せない心室細動（しんしつさいどう）と呼ばれる状態になったときに、自動的に心電図を判断して必要と判断された場合に電気ショックを与える医療機器です。

　心室細動は、発生から１分ごとに救命率が７〜10%下がると言われ、いかに早く救命処置を行うかが重要です。2004年７月から一般市民でも使用できるようになってから医療機関のみならず、駅、空港、学校、美術館、博物館などの公共施設や、金融機関、デパート、スーパーマケット、商業ビル、スポーツジム、遊技場、テーマパークなど、さまざまな民間施設に急速に普及しています。

お客さまの用途にあわせてＡＥＤをご提供
「セコムＡＥＤパッケージサービス」は、小型、軽量化を実現した一般施設・家庭向けの普及モデル３種類（ＣＲ Plus、ＡＥＤ2100、ＡＥＤ2150）と、医療従事者・消防機関向けの使用頻度の高い施設や長期間にわたってバッテリー交換をできない飛行機や船舶向けの高機能モデル１種類（ＡＥＤ2151）の、合計４種類をご用意しており、お客さまの用途にあわせてＡＥＤをお選びいただけます。

　ＡＥＤは医療機器であるため、消耗品の交換や使用後にもバッテリーなどの交換をしないと正常にお使いになることができなくなる恐れがあります。そのため、セコムでは、お客さまの手をわずらわせないレンタルサービスでＡＥＤを提供しています。

　レンタル方式をお勧めするポイントは次の通りです。
（１）消耗品の交換時期には、セコムから自動的にお届け
　電極パッドなど消耗品は、定期的に交換する必要があります。お買い取りの場合は、交換の時期を忘れてしまう可能性もありますが、レンタル方式であればセコムから自動的にお届けします。

（２）使用後の消耗品交換もレンタル費用で対応
　実際にＡＥＤを使用した場合には、電極パッドとバッテリーは交換が必要です。使用後にセコムへ連絡をいただくことで、ただちに代替品を送ります。

（３）万が一の故障も対応
　レンタル方式の場合、万一の盗難、破損、故障時でも無料で交換が可能なので安心です。もちろん24時間休みなくセコムのサービスセンターがお客さまをサポートします。

ＡＥＤをオンライン接続して、さらなら「安全・安心」を
　2010年11月には、ＡＥＤの点検をオンラインで自動的に行う「セコムＡＥＤオンライン管理サービス」を販売しています。セコムがセキュリティシステムで培ったオンラインによる監視ノウハウを生かし、日本で初めてＡＥＤをオンラインで自動的に管理するサービスで、万一の機器異常や消耗品の交換忘れをチェックし、いつでも確実に使えるよう対応することで、お客さまのＡＥＤにさらなる「安全・安心」をお届けします。

　セコムでは、「セコムＡＥＤパッケージサービス」に加え、「セコムＡＥＤオンライン管理サービス」の提供を通じて、人が集まるさまざまな場所にＡＥＤを普及するとともに、誰もが使え、救える命を救うことに貢献していきたいと考えています。

（参考)
・「セコムＡＥＤパッケージサービス」
・「セコムＡＥＤオンライン管理サービス」
・セコムグループの「メディカル事業」

（関連記事）
・現場レポート「AEDを使用した心肺蘇生法を学ぶｾｺﾑの研修」
・セコム防犯・防災用語集「ＡＥＤ」

セコム株式会社
コーポレート広報部