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2005年 日本初の屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」を開発
いわゆる癒やし系やエンターテインメント系ではない、社会に役立つ実用的なロボットの登場ということもあって、マスコミに大々的に取り上げられ、大反響を呼んだ屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」。
広大で死角の多い敷地内への不法侵入を監視するには、警備員による巡回警備では多くの人員が必要となります。また、監視カメラでは膨大な数のカメラが必要で、高コストになることから、警備員と監視カメラの機能を併せ持ったロボットを開発することにしたもので、次のような機能を持っています。
広大な敷地を効率的にかつ俊敏に走行
あらかじめプログラムされたスケジュールに従って、決められたコースを人間の歩く速度で巡回しながら監視。不審者を発見したときは、管制室からの遠隔操作で巡回コース以外でも人が小走りで走る速度(時速10km)で走行し、追跡します。
死角や危険箇所も確実に監視
固定カメラや人の目では死角になる場所や人が立ち入るのが危険な区域も、昼と夜で自動的にモードが切り替わる360度全方位カメラと、20m先の人の顔を識別できるズームカメラを使って確実に監視します。
威嚇によって犯罪を抑止
不審者を発見したときは、管制室からの遠隔操作で音声威嚇・ライトの点滅・搭載の発煙装置による威嚇を行い、犯罪を抑止します。
人や車の出入りを監視
施設の出入り口に配置することで、出退勤の社員や来訪者、登下校の生徒、車両などの監視を行い、人や車のナンバーを画像で記録します。
このように、「セコムロボットX」は広大な敷地を効率的に巡回するだけでなく、暗闇でも人影を見逃さない高い能力を持っていることから、常駐警備員と共に広い敷地を持つ工場やショッピングセンター、学校、遊園地などで、不法侵入の防止と犯罪の抑止に貢献しています。
セコムが培ってきたセキュリティのノウハウと、IS研究所が積み上げてきたセンシング技術、画像処理技術、メカトロニクス技術、マンマシーンインターフェース技術の研究成果が凝縮された「セコムロボットX」。
セキュリティの分野でも「実用的なロボット」であることを証明しました。
(参考)
・屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」
・屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」の紹介動画(YouTube)
(関連記事)
・"全体像"で理解する読み解くセコム50年の歩み
・セコムニュース「世界初、民間防犯用の自律型の小型飛行監視ロボットを開発」
・読み解くセコム50年の歩み「2002年 日本初の食事支援ロボット『マイスプーン』を開発・発売」
セコム株式会社
コーポレート広報部
屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」
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