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救急車の出動件数は10年で3割増加

救急車の出動件数は10年で3割増加
 消防庁のまとめによると、2012年の救急出動件数は580万2039件で、搬送人員は524万9088人だったそうです。この10年で出動件数は27%増加しています。
  救急車が現場に到着するまでの時間は、2011年の統計で平均8分12秒となり、この10年で2分延びています。病院に到着するまでの時間も平均38.1分と、この10年で9分半延びています。これは、出動件数の増加も要因のひとつと考えられます。

出動件数が増加した要因で多かったのは
 全国790の消防本部のうち、2012年の出動件数と2011年の出動件数を比べたときに、増加したのは521本部だったそうです。反対に減少したのは268本部あり、残る1本部は増減がなかったとのことです。
  増加した521本部に要因と思われる事由を質問したところ、「高齢の傷病者の増加」、「急病の傷病者の増加」を挙げた本部が約7割、「転院搬送の増加」を挙げた本部が約4割となっています。また、「明らかに軽症と思われる傷病者の増加」を挙げている本部も2割ほどあります。

"救急車が駆け付けたら軽症傷病者"だった割合は5割
 2011年の統計になりますが、救急車の出動案件のうち、軽症の傷病者は50.4%もあったそうです。軽症とは入院治療を必要としないものを指します。この軽症者割合は、大都市部の方がその他の市町村に比べて高くなっています。都道府県別に軽症搬送者の割合が高いところを見ると、大阪府が62.8%、京都府が61.9%、滋賀県が59.2%となっています。

蚊に刺されてかゆい人は救急車を呼ぶべき?
 救急出動で現場に急行してみたら、「病院に薬をもらいに行くためだった」、「タクシー代わりだった」などというケースもあるそうです。実際に、蚊に刺されてかゆいからということで救急車を呼んだケースもあったとのこと。消防庁では、どんなときに救急車を呼ぶべきか、救急通報のポイントをまとめたものを公表しています。ためらわずに救急車を呼んで欲しい症状を、大人の場合、15歳未満の小児の場合でまとめてあります。
 また、救急車を呼ぶべきか悩んだ場合に、相談できる窓口が自治体ごとにあります。万が一の場合に備えて、電話番号を調べておくことも大切です。救急車は限りのあるリソースです。重症で、本当に必要な人に使ってもらいたいものです。

(参考)
「救急車を上手に使いましょう 救急車 必要なのはどんなとき?」(消防庁)
急に具合が悪くなった場合に、ストラップを引っ張るだけで、セコムが対応するセコム・マイドクタープラス

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

救急車による傷病程度別搬送人員の状況 (2011年、消防庁)

救急車による傷病程度別
搬送人員の状況
(2011年、消防庁)



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