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・今日は年度初めの日
本日4月1日は、多くの組織で「年度」が新しくなる日です。また、多くの人が、新社会人、新入生といった人生の節目を迎える日でもあります。
国や自治体の会計年度に関しては、財政法(11条)や地方自治法(208条)に、「4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる」という規定があります。また、学校の年度である「学年」の始まりと終わりについても、学校教育法施行規則に同様の規定があります。
国や自治体、学校などの公の組織が4月1日から3月31日を「年度」として扱っているため、民間の多くの組織でも、4月1日に「新しい年度が始まる」ようになり、日本では、多くの人が4月1日を新しい「門出の日」と感じるようになりました。
・新しい環境では勘は働きにくい
人は、一つの環境に長くいると勘が養われて、通常と異なること、すなわち「異常」に気がつきやすくなります。
一方、今までとは異なる新しい環境においては、異常を感じる勘が養われていないため、自分の身がリスクにさらされても、それを認識しにくいのです。すなわち、環境が大きく変わった新入生や新社会人は、詐欺や悪徳商法などの勧誘に十分に気をつけた方が良いと言えます。
・景気と投資詐欺
最近、景気がやや回復基調にあることから、投資セミナーを聴講する人が多くなってきているというニュースを耳にします。
投資を装うのは、多くの詐欺や詐欺まがい商法の典型的な手口でもあるため、「おいしい儲け話」には十分に注意する必要があります。新たに投資を始める場合には、インターネットで調べたり、他の人間に相談したりして、十分に情報を得てから行うように心がけることです。
「怪しい商法」に関する情報は、消費者庁や金融庁などのサイトなどにも公開され、最近はネット上の口コミにもなるため、投資を行う際にはこれらの情報にも注意し、すこしでも怪しいと感じた場合には、手を出さない方が無難と言えます。
・環境が変わったときに注意しなければならないこと
詐欺の手口は、ほんのちょっとの隙をついて、常にあなたを狙っていると言っても過言ではありません。
4月1日は「嘘をついても良い日」、エイプリルフールの日でもあります。ちょっと担がれた程度なら、笑って済ますことも出来るかも知れませんが、気がついたときには大金をだまし取られていたというのでは笑うことも出来ません。
新社会人、新入生などの人生の節目に限らず、昨今の景況感の変化など、周りの環境が大きく変わる状況においては、詐欺には、ことのほか注意した方が良いことを覚えておいて頂ければと思います。
(参考)
・未公開株など新たな手口による詐欺的商法にご注意!(消費者庁)
・投資勧誘等にご注意ください!(金融庁)
・安心豆知識「詐欺師の使う話術から身を守る方法」
・安心豆知識「不審者はなぜ不審なのか」
・安心豆知識「安心への第一歩は情報の入手から」
・安心豆知識「お金の形態変容に伴う犯罪手口の変化に注意」
・おとなの安心倶楽部「振り込め詐欺への対策・6つのポイント」
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