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1994年 日本初の遠隔画像診断支援サービス「ホスピネット」を開始
「ホスピネット」は、契約先医療機関が撮影したCTやMRIの画像を通信回線を使ってホスピネットセンターに送信。その画像を画像診断の専門医が読影してレポートを作成し、主治医にコンサルティングを行う画像診断支援サービスです。
このサービスを開発した1994年当時、最先端検査装置のCTやMRIの普及が急ピッチで進みましたが、その画像を読影する専門医が少ないために診断結果が出るまでに時間がかかり、患者さんの治療の遅れにつながることが問題になっていました。そこで、セコムでは専門医による画像診断を必要とする医療機関に高品質で迅速なサービスを提供する方法を検討。オンライン・セキュリティシステムを提供する中で培ってきた通信技術や画像圧縮技術などの技術基盤をベースにセコムグループのメディカル・技術開発・情報通信の専門家が集結して遠隔画像診断の研究開発に取り組みました。こうして誕生したのが、商用の遠隔画像診断支援サービスとしてはわが国初となる「ホスピネット」です。
現在、このホスピネットセンターは東京都三鷹市のほか、文京区、横浜市、平塚市、熊本市にあり、スピーディーでクオリティの高い画像診断支援サービスを提供しています。ちなみに、全国の契約先医療機関は約280件、この医療機関に検査を依頼している病院や診療所は約2400件、1カ月の読影件数は約1万8000件を超え、累計では約250万症例に達します。このサービス分野では国内最大手であり、累計の症例数では世界でも例のない実績となっています。
「ホスピネット」の意義は、一つは、従来1週間ほどかかった画像診断が1日後(緊急時には1時間後)には行えるので、迅速な診療ができること。二つ目は、日本のどこにいても専門医による画像診断が受けられるので、医療の地域格差を解消できること。三つ目は、CTやMRIなどの検査装置のある医療機関と周辺の病院・診療所の連携により、地域医療のネットワーク化が進むことです。
セコム医療システム(株)は、「ホスピネット」を突破口にして地域に根ざした医療システムの確立をめざしています。
(参考)
・"全体像"で理解する読み解くセコム50年の歩みはこちら
セコム株式会社
コーポレート広報部
遠隔画像診断支援サービス「ホスピネット」
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